写真は和綴じの「富嶽三十六景」、洋綴じ角背の「東海道五拾三次」、洋綴じ丸背の「日本古典文学十選」であるが、これと同じ三作品をセットにしたものが、ニューヨーク市立図書館、ボストン市立図書館、ハーバード大学図書館にあるはずである。「あるはず」というのは、アメリカの図書館視察に行ったさる人に、土産として持参し届けてもらったということで、私自身が直接渡したわけではないからである。( 富嶽・東海道は和綴じ・洋綴じが逆の組み合わせもある。) だからそれらが、蔵書として受け入れられているのか、単なる展示ケースのアクセサリー扱いなのか、どうなっているのかは不明である。
日本のどこの図書館にも無い「海外に流出した広重や北斎の貴重な豆本の新発見!」などといったニュースが、いつかあったら・・・と、愚かしき妄想をいだいているのである。奥付には20○○年といった発行の日時があるから、そんなことはありえないことは、よく分ってはいるのだが。
なお、海を越えて遠く外国へ行った拙作豆本には、フランスへ行っているものもあるということである。これまた人づてのことなので確かなことは分らない。
確実に手渡したものでは、カンボジアに在住の日本の人に差し上げたものがある。