この豆本はタイトルがディズニーランドのアトラクションの名前を借用しているだけで、中身はディズニーランドとは関係ない。
西欧の絵画には、子どもたちの微笑ましい行動や姿を主題にした、あるいは一部に描いた作品が多い。日本の錦絵などにも子どもを描いたものもあるが、表情などは類型的である。
そんな「かわいい」子どもたちや チビ天使などの画を集めて、勝手なキャプションをつけたのがこの豆本である。
左はラファエロの「聖母子」中に描かれたもの、もちろん「1+1=?」は私のいたずらである。
右はデラローチェの作。きれいなママの傍らで深刻に考えこんでいるようなこの子の表情がなんともいい。この画のキャプションはどんなのがいいだろうか。
ともあれ製作にあたっては、作者とか年代とかに関係なく気楽に楽しめた作品である。