
「奇妙な絵の本」に、第四集があるわけではない。
実はこのタイトルには仕掛けがあって、「奇妙な『絵」の本』というのが正しいタイトルなのである。すなわち 「奇妙な絵」を集めた奇妙な『絵の本』 というつもりである。
後半の奇妙な(絵の)本というのは、写真のような本のことで、特に奇抜というほどではないが、一般の本にはみられないものと思う。要するに「奇妙な絵」の本三冊を一纏めにしただけのもので、以前書いた二冊を一纏めにした記事(四月三日付け)の延長にすぎない。
タイトルもついていないので上下も分らないのだが、これも奇妙な本たる所以の一つで、わざとタイトルもつけないで、「何だ、この本は?」と思ってもらっただけでも変な本らしくていいだろうし、それにこの本には逆さ絵のように上下の決まってない絵もあることだからと考えたからである。
遊びの豆本だからこそこんなばかばかしい真似もできるのだが・・・。