「奇妙な絵」の第三集は「隠し絵・アナモルフォーズ・逆さ絵」である。
ただ縦サイズの豆本ということで、隠し絵の場合には、細部が小さすぎてわからなかったり、逆に小さいがために一目で絵全体が目に入ってしまって、隠し絵としての効果が削がれたり、横長の絵を縦に配置したために、やはり隠し絵的な意味が薄くなったりなどして期待はずれのものが多くなったのは残念であった。
「奇妙な絵」に欠かせないもう一人の画家となればやはりダリであろう。ここに掲げた左の絵の他数枚収録しただけだが、ダリの場合本来は全部を対象にしなければならない。
もう一枚は絵か写真かよく分らないのだが「古代空中都市マチュピチュの恐怖の謎」とタイトルをつけたものである。
ダリの絵はこのままですぐに分るが、どちらも縦にして見ればはっきりする。