豆本三昧我褸芥(がるぁくた)ノート & 美人画あれこれ

日本の名作文芸と東西の名画の自作豆本の内容紹介のほか、その資料として集めている東西の美人画をいろいろ紹介しています。 

「当盛十花撰」という豆本

2010年07月27日 | 豆本
   

 前回同様、広重・豊国の合作。
 芙蓉・紫陽花・牡丹・菊など十種の花を上部背景として、二人の役者を配した作品だが、この作品、なんかピンとこない。どうも後ろの花と役者の結びつきが訳がわからないためらしい。後の花からすると、美女とか恋人同士とかがふさわしいかと思うのだが、優男とはいえ、ほとんどが男二人の形なのである。
 木版錦絵では、肉筆画のような花鳥図は見かけない。この十花撰ではそれが主要なものとして大きく扱われていることもその因の一つなのかもしれない。
 
コメント (2)
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