上掲左写真、大きい方はB8版(90×64ミリ)、小はその半分B9版(64×45ミリ)。
開いてあるのものと小さいものは「北斎・富嶽三十六景」、和綴じ左は「広重・東海道五拾三次保永堂版」、右は「歌川国貞・五拾三驛景色入美人絵」
右写真はB9版の、上「富嶽三十六景」 下左「英泉・広重 木曾街道六十九次」 下右「東海道五拾三次」
豆本プロ作家のTS女史が「日本一の豆本コレクター」と推称する千葉県のSY氏の言によると、販売されている浮世絵・錦絵の豆本は未だ無いということである。単に小さく印刷されて市販されているというものなら、トランプになった東海道五十三次もあるし、国際文通週間の郵便切手などがある。しかし、一冊の形に纏まった本は無いそうだ。
そうなると、拙作の豆本が日本最小(ということは世界でも最小)を自称しても誇大妄想ではないだろうし、SY氏もコレクションに加えてくださっている。もちろんどこかに、もっと小さいサイズのものをお作りの方もいるかもしれないが、私みたいに公開されてないようなので googleでもyahooでも他の検索サイトでも「豆本 広重」と検索して初めの二三項目に出てくるのは私のサイトであり、ほかに「広重の豆本」の項目は見当たらないはずである。
また、私の作ったB8版の錦絵豆本は、江戸・明治期のもの合わせて目下40作品を越えているから、ここにあげたもの以外で世界一のものは、一つぐらいはあるだろうというわけで世界一と称しても大丈夫かなと思っている次第である。