パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

子供達はどうやって言葉を獲得していくか?

2012年09月17日 | ヒッポファミリークラブ

チャオ  毎日まだまだ暑いですね。

 

さて、ヒッポファミリークラブでは、言葉がどうやって話せるようになるかを

常に、アンテナはって研究していますが・・・・

 

研究といっても、白衣着て、実験!!ってことではなくて、

子育て中のお母さんたちが、わいわい集まって 話しています。

 

先日も へーー 子供ってスゴイって発言がありました。

 

首に  アンメルツを塗ってもらった K 君

なにやら  すーすー しますが そのなんともいえない初めての感覚を

 

「 か ら い 」 

 

と、表現したとのこと。

んーー うまい、わかるよ その感覚。

痛い、かゆい、甘い、美味しい、苦い

でも、どんなものにもあたらない、この初めての感覚に

一番近いものは

「からい」 だったんだね。ちょっとピリピリしたのかな。

 

こどもたちは 自分のもっていることばをフル動員して

いかにその感覚に近づけるかなんですね。

 

また、別のことばレポートも面白かったです。

幼稚園年少さんのカズプンのお話

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カズプンは この前 1歳だった

さっき 2歳だった

今は 3歳

もうすぐ 4歳 だもんねーー

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うまい、 時系列はあっているよね。

こうやって、未来のこと、今のこと、過去のこと

時間も大まかな感覚から、細かい表現を手に入れていくんですね。

 

子供達って 細かい 単語から入るわけではなく、

おおまかな 感覚を 身につけて それが段々と

細部にわたり表現できるようになる。

なんだか、私達がやってきた、英語教育とは

真逆の進み方ですね。

 

自然にわかる  自然に身につく。

ヒッポでは、こんな感覚!

 

暗記の世界、記憶の世界、想像の無い世界に

ひったっている私達、つい忘れてしまいますが、

子供達に呼び戻されて気がつきます。

そんな、瞬間が楽しいです。