パッキーの多言語日記(ヒッポファミリークラブ板橋)

多言語活動、ヒッポファミリークラブで体験する面白い話や、小ネタをきままにつづっています。

高校生留学!帰国座談会から見えてきたもの

2020年11月09日 | ヒッポファミリークラブ

チャオ パッキーです

先日オンラインで高校生でアメリカに留学した体験を座談会で話す会を開きました。

去年の夏に出発した彼女達ですが、コロナの関係で10か月間の予定が6か月の滞在となり、今年の3月に帰国しました。

それでも、帰国当初は、すごくアメリカンになっており、まずその英語に魅了されました。

音がすごくきれいで、きっとホストファミリーの言葉をそのまままねっこして

まるまる、取り込んできたんだなと思える音。

そして無事に帰国して自信もついて

もう、何も怖いものはない、なんでもできる  私  という勢いがありました。

夢に溢れて、将来が楽しみで仕方ないって勢いは、話を聞いている私たちでさえも

一緒に夢を見させてくれるエネルギーがありました。

 

そして、帰国して9か月がたち、久々に体験談として話を聞いたのですが・・・

なんだか、あれ、あの勢い、どうしたの? 疲れてる?

 

聞けば、今は、学校の勉強、課題、塾に模試、英検と びっしりでゆっくり考える事もなく、次から次に時間だけが進んでいくという生活。

二人とも同じことを言っていました。

 

そして、今回座談会をやるにあたり、もう一度あの時のことを振り返ってもらうと

アメリカでは時間がたっぷりあり、今のこと、将来のこと、学校でのこと、などなど

自分自身を考える時間が沢山あったそう。

そして帰国してから9か月 今どうなっているのか?

「自動的に生きている」と言っていました。

自動的に生きる?? つまり次から次からやることがあるので、考えなくても

生きて行ける、逆に言うと、考える時間がない。

それって、どうなんだろう。

そんな話を準備会で数人の仲間と話していたら、

あるお父さんが「自動的に生きるのは楽だよ、乗っかっているだけでいいから

でも、それからはずれるのは怖いよね。」そんなことばも出ました。

考えないのは確かに楽だけど、それに乗り続けるために走る続ける。

 

日本にいて、ずっとその中にいたら、自分が自動的に生きているかにも気づかないで

ただ、走っていたかもしれない。

 

そして、今回この座談会では5年前にドイツに留学した大学生も一緒に参加。

ちょっと先を生きている先輩の意見も秀逸で、

一見するとまた元の、忙しすぎる高校生活に戻ったかもしれないけど、

「自分たちが体験してきた、自分自身を考える時間、そしてそれを踏まえての今は 決して

前と同じではないよ。

きっと前より成長していると思うよ」と自分自信のことを振り返りながら

話てくれました。

こんな風に、同年代だけでなく、縦の関係があるのもヒッポの場の素敵なところ。

それにしても

「自分自信のことを考える時間」 大人の私にもドキッとすることばでした。

 

 

 


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