トレショ 急に暑くなりましたね。
さて・・・・
ヒッポではことばがどうやって話せるようになるのかって研究
してますが・・・・
その一環で
赤ちゃんのことばの成長についてワイワイと話しているフィールドワークがあり、
そして、
その中の一つでお絵かきプロジェクトというのがあります。
お絵かきも言葉の成長と同じプロセスをたどるのではないかって話で
でも、難しく語るわけではなく、ヒッポの仲間のKの息子のKプンの絵をもとに
皆でそのプロセスを検証しました。
Kプンの絵は機関車なんですが、何度も何度も 200回ぐらい?
お母さんが機関車の絵をかいてあげていたら
そのうちに自分でも、真似っこしながら、かけるようになったとのこと。
でも、その真似が まずは、デフォルメ つまり、特徴のあるところから
真似をしてくるわけです。
そして、そのうちに、全体が描かれ
その後、細かい、細部の連結部分まで絵がかれるようになったとのこと。
それは、まるで、私達が多言語で、体験するプロセスと全く同じでびっくり。
そして、最新作を持参して話してくれたのですが
年長さんになって、お話も、絵も達者になりました。
絵の方も、もはや大人顔負け。
機関車の先頭の方は、大きく、後ろの方はだんだん小さく
チャンと遠近法が使われているわけなんです。
そして、そこに何か線が沢山書かれていて、これは何かなって
思っていたら、
なんと、その場に参加していて、
芸術高校なので、専門に絵の描き方の勉強もしている
Lがびっくり発言をしました。
この、線のを入れることによって、遠近感が出てくるのを
学校の授業で習ったとのこと。
えっつ、つまり、Kプンは自然と書きながら
どうやって、絵に立体感を持たせるかというのを
感覚で見つけていたんでしょうか。
学校に行かなくても、日本語を話せるようになる子供たち
そして、その後学校で、日本語の文法を習いますが、
それとまるで、同じ。
そして、話のまとめは、ちゃんと機関車が書けない段階で
本人は機関車として、絵を描いている。
チャンと描けないから描かないのではなくて。
初めからか気分は全部 描けている。
つまり、ちゃんと話せないから、話さないのではなく
どの段階でも、表現するということが大事なんだって
ことでしょうか。
大人はともすると、ちゃんと話せないから話しませんって
引っ込んでしまう、だから、話せるようにならない。
Kプンのように、〇と縦棒とモコモコ煙を書いているだけでも
キカンシャダヨーー って 自信をもって描き
そこからどんどん進化している。
言葉について、よく 大波から話せるようになるっていうプロセスの話を
実例をもとに話しますが、
絵の場合は、目で見てそれがよくわかるので、
一層 言葉の成長のプロセスと重なり、面白い話となりました。
こんなふうに 自然ってどうなっているの?ってワイワイ話しながら集まるヒッポ
面白いです。
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