父の時代は お酉様で熊手を買うのに値切った。
今の若い世代の人達は朝顔やホウズキの決められた値段の感覚で「イクラだよ」と言われた値段で交渉無しに買うと聞きました。
例えば父達は3万と言われたら2万にならないかなァ~と交渉を始める。
互いに歩み寄って2万5千円になると財布から3万出して「ありがとね、お釣りは取っといて」と釣りの5千円は御祝儀になりました。
その場には損も得も無く互いに笑顔でシャンシャンシャンと三本締めに入ります。
「それじゃあ2万5千円だけ払って得した気分で帰ってもいいんですか?」
勿論かまわないさ。
でもそれでは「常連」や「お馴染み」さん或いは「旦那」「姉さん」「兄さん」…に続く言葉が出にくかろうと思うのです。
歳を重ねれば値切った額の御祝儀が高いか安いかわかると思いますが出来れば海外旅行の土産物売り場とお酉様の違いのわかる大人になってみませんか?