下町のパンを食べてみませんか?

千住、緑町ゆうやけ通り下町のパン屋パレット

ルート66

2009-01-29 17:44:36 | 携帯更新
親友から湯治のお誘いがありました。
もっと互いに若ければ僕のミドリちゃんでもいいんだけれど大きくゴージャスな奴を彼は出すつもりなんだろうと想像。
男と言っても疲れ果ててるオジサン二人なんですが気分はルート66でバイクだったら当然イージー・ライダー気分にドップリ浸かってしまう世代です。
「ジョン and パンチ」や「スタ・ハチ」もバイクと車にゃ違いはないけど彼らじゃ管轄内に縛られて拘束感があるからパス!
「出来たらじゃなくて時間は作れ…」なんて発破を掛けられました。
「ワカッタよ!作りゃいいんだろ!作りゃ!!」当然、車掌は僕だ…ヨネ!

鬼にも仏にも

2009-01-29 15:53:59 | 携帯更新
数日前に娘から送られて来た「牛写メ」をブログに貼りましたが「トナカイが牛になった」とコメントがついていました。
「野放しが一番!勝手にさせておきなさい」と返信。
僕の仕事にはスタッフのストレスを取り除くことも含まれます。
お客様が「見たわよ!御主人の印象ちがったわ!ケッコウ熱いのね…」
「そうよ!オトナシソウに尻に敷かれているような顔してる癖にアレでケッコウ…」
そうですプレッシャーに弱く敏感に尖ってしまう皆がリラックス出来るよう気も使いますが皆がリラックスし過ぎて今や次を見ていないと思えば憎まれ役にもなるんです。

一回一個

2009-01-29 14:18:25 | 携帯更新
本日シロワッサンは一回に一個の販売と致しますのでお一人が何回列んでも一個づつではありますが販売致します。
昨日以上の数を用意致しましたのでかなり長く販売し続けられると考えております。

何?

2009-01-29 07:01:58 | 携帯更新
昨日中学生かな?と思われる三人のお嬢ちゃん達が奥に顔を出して「いたいたおじさんがイタ」
僕が顔を上げるとパシャりとキョトンしたオヤジの顔をデジカメに収めていかれました…
何でしょうか?
お嬢ちゃんの年齢を三倍以上にした位の方達ならばちゃんと微笑んで差し上げられたと思うのですが…渋過ぎてワカラン

最強の味・雪の白

2009-01-29 02:18:23 | シロワッサン
昨日は全く反応しなかったPCネットが復旧したのでキーボードで打ちます。
僕が修行時代にお世話になった当時麻布十番に在ったファースト・ベイクのサザン桑田さんが似てるというべき社長(桑田氏より年上なので)は今は恵比寿でエポさん似の奥様と元気にお仕事なさっていると息子さんからコメント頂きましまた。
「とんねるず」のノリさんが「食わず嫌い」の番組中に何度かお気に入りの店として話されたのを聞いては懐かしさで一杯になりました。
そんな社長は頻繁に店に講師を招いたり他流試合みたいに店の者達をいろんなパン屋に連れて行き僕達に勉強をさせてくれました。レシピや仕込みのミキシングでは僕の先輩に秒単位で指示していたことが今も印象に残っています。
麻布の店の講習である講師の方が「パン屋は半分だけパンを売りなさい」とおっしゃった言葉が忘れられません。老練の講師は「残りの半分は夢を売りなさい」と続けました。それはかなり難しいことで僕は常に考えてはいるんですがなかなか表現出来ずにいます。
講師は「どんなに頑張ってみたところで所詮、家庭で作る味には敵わない」ともおっしゃいました。「おふくろの味」しかり「子供の作ったモノ」しかりです。
それに「思い出の味」も手ごわいですね。
それらの味のどれにでも入っているスパイスは「思い入れ」だと考えます。
駅の名前は忘れましたがホームから街に出る階段途中のオドリバで母娘とおぼしき二人がバスケットに入れたクロワッサンを売っていたので言葉は通じませんでしたが多分代金には足りると思ったコインを出し買って食べた記憶があります。
想像以上に硬くパサつき日本人の僕には美味しいとは思えませんでしたが都内でもあまり利用した経験が無い地下鉄を乗り継ぎ目的の店でカンパーニュを買い木箱入りクレヨンまで手に入れて再びホテルまで戻れたなんて今考えると奇跡です。僕が泊まっていたホテル最寄り駅の階段途中で僕はコガシタに近い色と食感のクロワッサンを買ったんです。美味しいとは思わなかった・・・にもかかわらず思い出すとホッとした安堵の味が蘇るんです。だから僕の中では「ホッとした味」の一番は座る母の膝の上のバスケットから幼い娘が手渡ししてくれたクロワッサンなんです。
全ての分野を通して一番は難しいような気がします。
日本には沢山の神様がいらして宝船の上には七福神・・・
唯一絶対の世界観を僕はなかなか持てません。
話が長く尾ひれや背びれを付け放題が僕のブログの特徴ですね。

さてここまで来ても本題には入れません。
「忠臣蔵」の浪士達が仇討の後も生きていたらと考えたことありますか?
47人全員が僅かなミスも犯さずに子や孫の代まで「さすが四十七士の子や孫だ」と言われ見られながらの暮らしを想像したことがありますか?
自分は世間の尺度で測るとマトモとは思われそうにありませんから辞退です。
桜は枯れて変色する前に散ってこそ美しい記憶が残るとの考えを聞きました。

僕の雪のイメージは白です。
下町に降る雪は子供達の大好物かも知れません。
けれど数日経つと日の当たらぬ路地の雪は薄汚れ足跡やワダチに造形されて
凹凸は硬く滑りやすく危険と思われることもあります。
雪は白く、白いまま消えたら白い記憶だけが
いつまでも残るのでしょうか?

最強の味は思い入れのタップリ入った思い出の味かも知れません。
お客様の中にも思い出のパンを僕に話される方がいらっしゃいますが
当時の材料を考えると今のほうが・・・ハズなどと
言ってしまいそうになります。
所詮、今は今で現在進行形の現実は思い出とは違いますもんね。

多くの人たちの興味を引き「めちゃX2イケてるッ!」の威力で
パレットのブログは117万を越えるgooブログ中13位にまで
ランクされました。思ってもみませんでしたし信じられない事です。
PCネット開通に乗じて検索してみれば自作からプロのパン屋さんまで
シロワッサン製作記が投稿されていて驚きました。
なるほど皆さん頑張っていらっしゃいますね。
シロワッサンに込めた僕の気持ちの中には「町」があるんです。
僕達の商店街を見て歩いて欲しかった想いがありました。
「こんな処に商店あったの!?」でもいいんです。
とにかく皆で作った「ゆうやけ通り」を歩いて欲しかったんです。
売れるに越した事はないんですが
自分の店だけが売れたらそれでヨイなんて思っちゃいません。
当然ネットを通じて日本全国に販売しクモの糸を登って
自分だけは生き残ろうなんて・・・
生意気書いて申し訳ないような気もするんですが
販売は下町千住の緑町パレット店頭だけで・・・
そう「めちゃ」の人達ともお話したんです。

「しょこたん」のメロン・スカシカシパンでちょっとだけ
パレットを知った人達は増えたかも知れませんが
小さな町の小さなパン屋が一瞬ヤフーネット検索ベスト10入りしたり
日本全国の商店街が抱える共通した問題を多くの人達に
見てもらいオマケに僕は20年ぶりにラケット握って
テニスエルボーになってパンを焼く天板を持ったり
手折りシロワッサンの麺棒握ると右ヒジに激痛感じるマヌケさで
しかも痛快!

う~ん
前説が長すぎるほど長いんですが
ちらほら日本全国のパン屋さんがシロワッサンを焼き売り始めたようです。
僕はそれらを食べてませんのでコメントできませんが
普通のクロワッサンも矢部さんパワーで売れていると聞きました。

桜じゃないんですが
そろそろ僕のパレットでは当初の目的を果たし
テニスエルボーの右ヒジも抱えてしまったことも
次なる依頼の開発期限が迫っている現状を考えると
シロワッサンの販売は今週の土曜日
1月最後の日
1月31日の土曜日をもってシロワッサンの販売を終了したいと思います。
結果的にはシロワッサンを食べた人達だけの思い出の味にして
最強の味になってくれるかも知れないと思ってはいます。
「めちゃ」の人達や町の人達の笑顔や歴史やらの
思い出一杯に詰め込んだ思い出の味にすることが
僕に出来る最終段階の作業です。

我儘勝手でごめんなさい。
でもねパン職人として作り続ける行為も立派だし
逸品や看板商品を生み出し店を繁盛させる経営者も凄いと思いますが
職人として人生に一つくらい自分にとっての
最強の味を持てたならそれも幸せな事のように思います。
今後はイロイロなパン屋さんにシロワッサンと称して
色白なクロワッサンが登場すると思いますが
僕はシロワッサンに関しては「元祖」なんて書いて
いつまでも売り続けたり致しません。

自分 不器用ですから なんて高倉健さんなら似合う台詞ですね。

お湯割り

2009-01-28 04:50:05 | 携帯更新
食べると寝てしまうからと…Tさんは言ってドリンク剤だけを栄養源に4日間徹夜で仕事をしたそうです。確かにゲッソリ頬がコケて見えましたっけ。ドリンク剤の強く濃い味をお湯で割ってみました。どんなに割ってもハーブティの軟らかさは出ないと判断して一気にアオッテみようとしましたが熱くて断念…
マヌケな行為の連続に友いわく「年甲斐も無く…」の生活はまだ続きそうです。
飲みにくい液体は割らずに一気かぬるま湯に限りますね。

お年頃

2009-01-28 02:03:07 | 携帯更新
僕らの先輩達は戦後日本を世界に押し上げた最前線にいたりしたし少し年上にはロックアウトやヘルメットに核や丸のイメージがありました。
友人は最近早く寝てしまう習慣が身について仕舞ったそうなんですが訳は観たい物や読みたい本も無く子供達も手がかからなくなり…したがって夜更かしもしなくなったそうです。
いつの間にか僕らはそんなお年頃になったんですね。
それならアレを早く完成させて見せておくれよ!と伝えると「好きな事に没頭出来るアトリエと昼間の時間が欲しい」と返事がありました…。
してみると今僕が居るこのスペースは自分勝手に一人で没頭出来るアトリエかぁ?
試したい実験が頭の中にはギッシリ…残念な事に僕の身体は一つで身体を動かす気持ちが常に満タンとは限らずヤル気のモチベーションは上下動を繰り返し気を抜くと年相応のガタが来てる事に気付いてしまうのが残念です。
有り難い事に2月からの予定も入ってなかなか時間が取れないけれど…バイクで峠を走って一瞬の隙に友の前に出てバイクを道幅一杯左右に蛇行させながら走り「直線じゃ300キロ出てもカーブが連続する峠のコーナーじゃ威力半減…」なんて彼とバイクの実力知りながら軽口叩いたあの頃も懐かしいね。
バイク便のお兄さんにパワーはリッター並で軽さは400に近い600が一番欲しいバイクだけど価格が限りなくリッターバイクに近いのが難点と言ったら「同感です」だってさ。春になる前に買ったら?
体調を崩された蕎麦道場の先生が店の奥の僕を覗いて「また打ちましょう」と手首を動かして見せた。リハビリちゃんとしてたんだと思うと「ハイ」と答えてしまったァ…。グルテンを含む小麦で作る「うどん」はつるつるシコシコに打てるような気がしてますが蕎麦は瞬間芸のような気がして…
やってもやっても次があるのは幸せな事に違いないと思うのですが僕は同じ事を繰り返し続けるのは苦手です。