朝日新聞の5月14日夕刊トップに、『廃棄された原発無人ロボット 東電など「活用場面ない」』の記事が掲載された。
記事には「原発事故での使用を想定し、国の予算30億円で開発・製造された遠隔操作ロボットが、東京電力などが「活用場面はほとんどない」と判断したために実用化されなかったことが分かった。だが、福島第一原発の事故では、人が入れないほど放射線量が高い場所での作業に米国製ロボットが投入される事態に。事故の想定の甘さが、ロボット開発でも浮き彫りになった」とある。
東京電力の安全無視には、あきれていたが、国の予算で開発した無人ロボットを拒否したとは。今回の事故が、人災であることを改めて浮き彫りにした。
写真は、実用化されずに仙台市科学館に展示されているロボット(朝日新聞から)