グレゴリオ聖歌はどのようにして生まれ、発展してきたのか、
教皇グレゴリウス一世は、6世紀から7世紀にかけて在位した人。
この本の第1章「起源、枠組み」の冒頭には次のように記されている。
「典礼は、神に対する教会の集合的公的かつ公式な賛美の奉献である。典礼の、別の面からみられる主な要素は、神への感謝と嘆願の祈りである。典礼は位階制が必要とされる。それを順にあげると、集会(エクレジア、シナゴーグ、シナクス)の主宰者、祭儀を執り行なう役務の執行者たち、ひとりあるいは数人の朗読者・先導者または専門的な訓練を受けた聖歌隊、そしていろいろな在り方で祭儀を助け、同様に聴衆となり、また参加者ともなる会衆が必要とされている。
典礼における大切な表現のひとつは聖歌である。ローマ典礼における<グレゴリオ聖歌>は、1200年の古くて長い<伝統>によるもので、大教皇グレゴリウス1世<在位590~604>への敬意を込め、一般にこう呼び慣らわされている。」
書かれていることは、かなり難しく、ほとんど理解不能、でも、そんあものと読み終える。
千代田図書館から借りる
「グレゴリオ聖歌」
白水社 文庫クセジュ
ジャン・ド・ヴァロア 著
水嶋良雄 訳