面白そうな本を、千代田図書館で見つけて、読み始めた。
「長い間、宗教改革は中世教会の堕落や悪弊に対する抗議として始まったものだと説明されてきた。しかし」と著者は、それだけにとどまらないことを訴えているようだ。
宗教の問題であると同時に政治の問題、権力の問題であることを訴えている。
それにしても、改革者側とローマ教会側との残虐さをも含む攻防のすさまじさ。
英国国教会へのカルヴァンの影響も大きかったという。
「宗教改革ルター、カルヴァンとプロテスタントたち」
著:オリヴィエ・クリスタン 訳:木村恵一
出版社:(株) 創元社
「神のぶどう園」左半分はルター、右半分は教皇、教皇と聖職者の腐敗をとルターのぶどう園の豊さを表現。
右は、教皇の勅書を焼くルター