徒然なるままに 平和と音楽を求めて

平和憲法のもと日本は戦争しない国として、いろんな国の国民から賞賛されてきた。この日本が戦争する国に変質しようとしている。

大下英治氏の「日本共産党の深層」を読み始める

2014-02-22 | 読書

2月15日発売のこの本、第1章の冒頭に、「吉良さん、来年で30歳になりますよね。」「参議院議員通常選挙に、でませんか。」と参院選の2年前に話が吉良さんにあったことから始まる。

 話の切り口が面白い。へーっ、共産党はこんな政党か、と思わせる。キラキラサポーターズの話はとくに興味深い。

 が、吉良さんだけではない。小池晃さんは、こんな話をしている。

 中央区勝どきで都議選の応援に、吉良さんと一緒に宣伝カーの上から訴えた時の話だ。

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サラリーマンに支持される政策を打ち出せ―

日本共産党中央委員会政策委員長の小池晃参議院議員は、吉良の当選は、彼女の真実の言葉が、若い人たちに届いた結果だと思った。

 

〈彼女の良さは、自分の言葉で自分の体験を語るところだ。六〇数社、 エントリーしたけれどもダメだったと。あの言葉は、聞いている人たちに、彼女が理屈で言っているのではなくて、自分の体験で今の社会の矛盾を告発していることが伝わった。そのことが聞いている人たちに響いて、票につながったんだろう〉

小池自身は、その一カ月前におこなわれた都議会選挙の期間中に、共産党に風が吹いていることを実感していた。

 

〈街頭の雰囲気が、変わってきた〉

一番鮮明にそれを感じたのは、中央区にある大江戸線勝どき駅の交差点でやった街頭宣伝のときだった。

勝どき駅周辺は、昔ながらの下町でありながら周辺の再開発が進み、高層マンションの建設も次々とおこなわれ、比較的高所得の子育て世代、大企業勤めのサラリーマン家庭が多く住むエリアになっている。

そんな土地柄でありながらも、共産党が街頭演説に立つと、若い夫婦が立ち止まって演説に耳を傾ける。中には、演説している方を指さしながら、非常に好意的な視線を送ってくる若者もいる。

以前であれば、共産党の候補者が演説をしていても、ただ通り過ぎていくような人たちが立ち止まり、共産党の話しを聞いてくれるのだ。

そんな風景を見ながら、小池はしみじみ思った。

〈高所得階層の人たちが住む場所で、共産党の話しに興味を持ってくれる人たちが現れ始めた。これは、空気が変わってきているのかな……〉

小池は、以前、政治解説者の篠原文也に言われたことを思い出していた。

「共産党が伸びるときは、サラリーマンが揺れるときなんだ。サラリーマンに支持される政策を打ち出せ」

(写真は、昨年の都議選で、勝どき駅前交差点での街頭演説から 6月1日)

 



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