甲野善紀・田中聡『身体から革命を起こす』新潮社,2005年。
甲野善紀氏は1949年東京生まれの武術を基盤とした身体技法の実践研究者。「捻らない,うねらない,タメない」という独自の技法と理論に基づいて,剣術,槍術,杖術,体術等の武術を研究・指導している。スポーツのみならず,楽器演奏,舞踊,介護医療,工学,といった多分野への応用が注目されている。(著者紹介/抄)
科学的な合理性で考えられたトレーニング法は,身体にとっての合理性とは一致しない。生きて,はたらく身体にとっての合理的な動きは,はたらくなかで見出されるものであり,それは感覚として獲得される。その感覚で動けるようになることを,甲野は「身体の装置化」と呼んでいる。(37頁)
甲野善紀氏は1949年東京生まれの武術を基盤とした身体技法の実践研究者。「捻らない,うねらない,タメない」という独自の技法と理論に基づいて,剣術,槍術,杖術,体術等の武術を研究・指導している。スポーツのみならず,楽器演奏,舞踊,介護医療,工学,といった多分野への応用が注目されている。(著者紹介/抄)
科学的な合理性で考えられたトレーニング法は,身体にとっての合理性とは一致しない。生きて,はたらく身体にとっての合理的な動きは,はたらくなかで見出されるものであり,それは感覚として獲得される。その感覚で動けるようになることを,甲野は「身体の装置化」と呼んでいる。(37頁)