Hei!(「ヘイ」って読んで「やあ」って意味)~義務教育世界一の秘密

義務教育世界一の国の教師養成の実態を探る旅。フィンランドの魅力もリポート!その他,教育のこと気にとめた風景など徒然に。

コメントありがとうございました!

2007年08月03日 | Weblog
先月末,ア・ラウンドリーに対して「どう見てもただの洗濯物だけどな・・・」というコメントをいただきました。遊び人さん,ありがとうございます。

コメントにあるような作品の見方は,しばしば現代美術に対して向けられるものです。制作の意図は7/12にも転載しているのですが,十分でなかったかもしれません。そこで制作者の学生たちに対して,せっかくのよい機会をいただいたわけだから,このような見方に対してどのようにしたら理解してもらうことができるかを考えてみようと呼びかけました。作品や制作の意図を理解してもらうことは,教員になったら生徒や保護者に対して果たすべき説明責任のひとつでもあるからです。

その結果,次のようなお返事をし,理解してもらえるようとにかく行動してみようということになりました。制作者の考えたことは次のようなことでした。作品のコンセプトについて,更に多くの方々に理解していただけると幸いです。
---
遊び人さん,コメントを拝見しました。

今回わたしたちは,洗濯物を使ってアートの制作を行いました。アートと言っても,大昔の,巨匠と呼ばれるような人によって描かれた絵画と比べたら,いかにも芸術家らしい「技術」はどこにもありません。遊び人さんがおっしゃるように,確かにこれは「どう見てもただの洗濯物」に違いありません。それは,アートの意味を広くとらえて制作したものだからです。

わたしたちは,一人ひとりの「私」の日常の象徴として,カラフルな洗濯物を選択しました。そして大学という「公」の日常に,突如としてそれを出現させてみました。立ち止まらなければ気付くことの出来ない「私」と「公」とのギャップ,そしてあらゆる感情と共に彩られる日常を,洗濯物を設置した空間の中に暗示したのです。

通りかかった人が一瞬でも立ち止まって,この空間についてその人の日常体験に基づいた自由な想いを抱いてくれるとしたら,それがこの作品の存在意義だと思っています。遊び人さんがア・ラウンドリーを見て,新たな発見をしてくださるとすれば,わたしたちとしてはうれしい限りです。コメントありがとうございました。

制作者より
---
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第8回広島市立基町高等学校創造表現コース生徒作品展

2007年08月03日 | Weblog
次のように高校生の作品展があるそうです。写真の作品は制作途中らしいですが,花鳥に対する慈しみが感じられます。

平成19年8月8日(水)~14日(火)AM1000-1800
アステールプラザ1階 市民ギャラリーA・B展示室
(広島市中区加古町4-17,TEL082-244-8000)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする