おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

武満徹の作品で、驚く

2021年07月09日 | 楽譜の話題
こちらは物知りなピアニストさんのSNSで知りました。

  
   


ピアニストの為のコロナ、弦楽の為のコロナは図形楽譜なのだそうです。
武満さん、まるで未来を予測していらしたかのような・・

作曲した年を調べましたら、
CORONA FOR PIANIST(S) 、CORONA FOR STRINGS 1962年
PIANO DISTANCE 1961年、DISTANCE 1971年
MASQUE 1951年

以前も書きましたが、渋谷でレストランから出ていらした武満さんにバッタリ遭遇したことがあります。37年位前の話。あの頃はそんな凄い方とは存じませんでした・・

Toru Takemitsu 《Piano Distance》 1961 / 武満 徹 《ピアノ・ディスタンス》 1961
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生徒さんと連弾をする

2021年06月05日 | 楽譜の話題
キャサリン・ロリンの「The Grand Finale」という連弾曲を生徒さんと弾きました。

カッコイイ曲です。

譜めくりをしながら弾いてくれました。
今年中学生になりました。学校では吹奏楽をしています。

連弾の合わせは細かいことは打ち合わせませんでしたが、テンポの変化、バランスなど、自分で感じ取って判断しています。一発撮りです。

レッスンでの連弾は、私の楽しみでもあります。

The Grand Finale /Cathrin Rollin (12 y.o.)

私の最後の音、汚くてスミマセン


amazon Paperbackが紙の楽譜です。See All Buying Optionsをクリックすると、送料無料のブックデポジトリー (Book Depository)、その他いくつか選べます。

OGPイメージ

The Grand Finale

By Catherine Rollin. Piano Duet (1 Piano, 4 Hands) Sheet. This fanfare...

 
表紙のデザインが古いままになっているのかもしれませんが、注文するとamazonにある表紙の楽譜が送られてきます。私が注文した特は、amazonに在庫がなかったので、こちらで頼みました。

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まだ一歩にも

2021年04月18日 | 楽譜の話題
不思議な音の国下巻を終えて「はじめの一歩3」に進んだ生徒さんがいます。

あと2曲でこの本が終わりますが、最近笑わせてくれた言葉があります。

16分音符が連続する所でつっかえていました。
そこの弾き方を何度かやりました。

その時にその生徒さんが、

「この本は“はじめの一歩”だけど、まだ一歩にもなっていない」と。

笑いました。

できない‥と、深刻にならず前向きに受け止めているところがとてもいい!


この生徒さんは引き継いだ生徒さんで、習い始めてまだ4カ月くらいしか経っていなかったので、私としては当然不思議の上巻からやるつもりでした。

しかし、お母様からここまで進んだのに戻りたくないと・・

戻るとは意味が違うと私は思っていても理解して頂くのは難しいと思いました。

それで下巻から始めました。

手の癖が強く、手を持っても力みが全く取れませんでした。
下巻が終わっても相変わらず。

お母様も「この子はピアノに向いていない」と言い始めました。
正直、私もそう思いました。

しかしお母様は「でも、ピアノが好きみたいだから続けさせようと思う」と仰いました。

私もそうだなと。弾き方はどうあれ、好きならそれで良いと思い、力みのことはあまり言わなくなりました。

ただ、よく練習してくる生徒さんでしたので、アーティキュレーションに合わせた手の使い方は毎回言っていました。


不思議な音の国から3年経ちました。

あんなに力みが取れなかった手も、今はほぼ自然な手になっています。

子供たちはちゃんと変わっていけると最近になってよく思います。


はじめの一歩のシリーズから新たなレパートリーができたようです。
ロシア奏法によるピアノ教本 はじめの一歩 響きでつむぐピアノ1

曲目はこちらで見ることができます。
https://www.ongakunotomo.co.jp/catalog/detail_sp.php?code=450850#detail3

レベルは、Die Russische Klavier Schule Band 2くらいだと思います。
Band2はソナチネアルバム1の曲が何曲か載っています。エチュードは34曲も載っています。曲はロマン派が多いと思いますが、感情表現できる曲がたくさんあります。
バロックが少ないので、その系統の教本を併用すると十分かと思います。




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ピアノのためのスケールとアルペジォ

2021年04月01日 | 楽譜の話題
ロシアの「ピアノのためのスケールとアルペジォ」(Гаммы и Арпеджио для фортепиано)

ある小学生の生徒さんに、全調出来るかわからなかったのですが、スケール、和音、ブロークンコード、アルペジォでワンセットになったぺージをコピーで渡して使っておりました。

スケールは反進行もあります。短調が難しくなるので途中でギブアップする可能性もあり、試しにやってみようという気持ちで始めました。

それが先週、全調クリア!

このテキストを使わなければこの生徒さんにはもったいないと思い、テキストを購入して頂くことにしました。

他にも近々使うことになる生徒さんがいるので、3冊注文しました。
送料が高くつくのではと心配でしたが、1冊頼んだ時と同じでした。

送料を含めても1冊2230円の計算になります。(為替によって変動します)
一生ものの価値があるテキストだと思います。

私も毎日なにかしらこのテキストから選んで弾いています。

ロシアの楽譜はフィンランドのRuslaniaという所でいつも注文しています。

注文するとすぐに発送してくれます。荷物番号も知らせてくれるので追跡もできます。
今回は注文して12日かかりました。

こちらで注文できます。
https://ruslania.com/en/sheetmusic/152612-scales-and-arpeggios-for-piano-part-1-ed-by-n-shirinskaya/




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ギルトブルグがFingeringを!

2021年03月21日 | 楽譜の話題
なんと!ギルトブルグがヘンレ版のフィンガリングを担当したそうです。

ラフマニノフ協奏曲第2番とリスト超絶技巧練習曲です。

子供の頃のギルトブルグにとってヘンレ版は特別なものだったと。自分がこのエディションの一部になるとは当時思ってもみなかったと。

素晴らしいです!

ギルトブルグとは関係のない所でもう一つ驚きました

ヘンレライブラリーのページを見ましたら、ある女性ピアニストの写真がドンと出ておりました。
https://www.henle-library.com/de/

ワンダ・ランドフスカ。

2~3日前にこのピアニストの演奏をyoutubeで初めて聴いておりました。
モーツァルトの演奏です。ゆったりとして優しい音で、ついつい聴き入ってしまいました。

ポーランド出身で、忘れられていたチェンバロを20世紀に復活させた立役者だそうです。
チェンバリストでありピアニストでもあり。

プーランクの「田園のコンセール」は彼女の委嘱作品だそうです。

Wanda Landowska plays Mozart Sonata KV 332 in F major (1938 rec.)

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あら、嬉しい

2021年03月15日 | 楽譜の話題
2日前、発表会がありました。
この日は大雨で、しかも会場が世田谷区のホール。

この日都内で最も降雨量が多かったのが世田谷区。
ホールを出ると雷と凄まじい雨・・

風圧さえ感じる雨の量にひるみましたが、この日はこの後江戸川区に移動してレッスンをしなければならず、電車が遅れるかもしれないし、ひるんでいる場合ではないと駅に向かいました。

発表会は、コロナ禍なので希望者のみで、しかも土曜日開催でしたので学校がある生徒さんもいて参加者は4人のみ。

昨年は急に発表会が無くなってしまった生徒さんたちでしたので、大雨だろうが無事にこの日を迎えられて良かったです。

さて、移動先の江戸川区の生徒さん。
この日は半分の生徒さんだけレッスンをして、残りの生徒さんは翌週にレッスンをします。

レッスンの開始時間までに移動できるかが気になっていて、いつも大人の生徒さんに使っているフォルマシオン・ミュジカルのテキストを持ってくるのを忘れていました。

テキストを忘れたことにしばらく気付きもしませんでした・・

到着して一息つき、時間があったので練習でもするかと弾き始めた時に「あっ、忘れた」とやっと気付きました。

困った、あの生徒さんはピアノの曲だけではもたない・・
45分レッスンの大人の生徒さんです。

タブレットは持っていたので、なにか初見で使えるものはあるか探しました。30分くらいあれこれ弾いて探したものの見つからず・・

そして最後にあったのが、グネーシナの「ピアノのABC」

おっ、こういう発音練習をしていないので、案外いい機会かもと思いそれに決めました。

その大人の生徒さんは中学2年生からレッスンをしています。他の教室から移動してきた生徒さんでした。男の子です。

頭脳明晰ですが、基本的に練習はしてきません。
12年位レッスンしていますが、ずっとそうです。しかし、音が綺麗で初見が利きます。
自分で弾きたい曲は家で弾いているようで、年に3~4曲聴かせてもらっています。

趣味で好きな曲が一人で弾けるのであれば、それで十分かと思い基本テクニックも一切やらずにきました。

さてさて、「外国語に発音の仕方があるように、スタッカートやアクセント、スラー、テヌートというのは音楽の発音記号のようなもの。ピアノではそれを手首、肘、肩を使って発音する」と話しました。

発音の仕方を覚える楽譜があると言って、見てもらいました。

スタッカートとノンレガートの弾き方を説明して、2曲だけ弾いてもらいました。

「面白いですね」と言ってくれました。

左右で異なる動きが必要で、結構頭を使います。

「全部で50曲あるけど、こういうのやってみる?」と訊きましたら

「はい」と。

全く予定しておりませんでしたが、その生徒さんにグネーシナを使うことになりました。

フォルマシオン・ミュジカルも最初の頃はピアノ以外の楽器の音をほぼ知らない生徒さんでした。
それが今ではいくつか重なった音でも何の楽器で演奏しているかわかるようになっています。

ということは、音楽が立体的に聞こえる耳が作られたということです。

さぁ、今度はピアノで異なる発音の組み合わせを弾き分けられる技術を身に付けてもらいます。
技術というより脳トレでしょうか・・

私にとっては、脳トレ。

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Jazzyなクリスマスソング

2020年11月29日 | 楽譜の話題
キャサリン・ロリンさんがジャズ風にアレンジしたクリスマスソングの楽譜が素敵です。

イリーナ先生のクリスマスソングの楽譜は、不思議の上巻がもうすぐ終わる生徒さんや下巻に入った生徒さんにはピッタリです。

下巻が終わった生徒さんに何か良いアレンジのものはないかと思っておりました。

そうしましたら、こちらのキャサリンさんの楽譜を知りました。

こちらのサイトで楽譜を一部閲覧できます。
OGPイメージ

We Wish You a Jazzy Christmas

6 Seasonal Duets in Jazz Style for Early Intermediate Piano. Arranged ...

 

私はAlfredで注文しましたが、あとで見ましたらamazonでも注文できるようです。

https://amzn.to/3uzHZjX
We Wish You a Jazzy Christmas ペーパーバック – 1996/8/1英語版 Catherine Rollin


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エチュードとしてもOK

2020年10月21日 | 楽譜の話題
以前ご紹介したPaula Dreyerさんの<Littel Gems for Piano>


曲として楽しめるだけではなくエチュードと考えても使える曲集です。

エチュードと言っても指を速く動かすためのものではなく、手首の使い方のためのエチュードです。

私は<不思議な音の国>を子供たちに使っていますが、大人の初心者の方にはこのシリーズはまだないので他のものを使うしかありません。

シニアのシリーズを指使いやアーティキュレーションを変えて使っています。

当然のことながら音やリズムが分かれば良いという構成で作られているので、ノンレガートや2音3音のレガートにじっくり取り組めません。

しかし教本の進みに任せてしまうと悲しい結果が待ち構えています。

そこで、Paulaさんの楽譜の出番です。

曲の感じも大人の方には何の違和感もなく素敵な曲ばかりです。

ノンレガート、2音からのレガート練習をPaulaさんの楽譜で補ってみてはいかがでしょうか。

Look Inside

These videos offer an informative sneak peek into each book.  Soa...

 


イリーナ先生のミュージカル・ジャーニーシリーズの大人の方用の教本は現在制作中とのこと。
早く完成しないかと心待ちにしてはおりますが、楽譜の取り寄せが出来るかが問題で・・







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ピアノのためのスケールとアルペジォ

2020年03月17日 | 楽譜の話題
以前ご紹介したロシアのテキスト。

「ピアノのためのスケールとアルペジォ」(Гаммы и Арпеджио для фортепиано)

曲の中によくある音型がたくさんあり実用的です。
初級の「Die Russische Klavier Schule Band1」の最後のページが終わった生徒さんに使っていくことができると思います。

私は「Die Russische~」の最後のページにあるスケールもユニゾン+反進行で弾いてもらっているので、その経験があれば「ピアノのためのスケールとアルペジォ」に進むことができると思います。

ボリス・ベルマンの「ピアニストからのメッセージ」にロシアにスケールとアルペジォの練習をするテキストがある、と書かれていたと思います。

私は勝手にこのテキストのことではないかと思っております。
ボリス・ベルマンはレッスンで学生に頼まれて面白いからそれを弾いてほしいと言われることがあるそうです。彼はインディアナ大学やイェール大学で教鞭をとっています。
全て弾くと何時間もかかるので、ひとつの調だけを取り出して弾いてみせるそうです。
ひとつの調だけでも20分かかると。

(間違えました。学生に頼まれて弾くのはプレスラーの話でした。)

確かにこのテキスト、あれもこれもイイなと思うのでどれも弾きたくなるのですが全部弾いていたら他の練習ができなくなります。

一通り弾き終えるまでは一つの調に絞らなくとも、自分の苦手パターンを中心に日々練習する方法で進めると良いと思います。

私はショックなことに短調の反進行で最初は途方に暮れそうになりました・・
頭の体操になりました。右と左で別々の脳を使って弾く感覚です。

こちらでダウンロードできます。
http://pianotki.ru/shirinskaya/
скачатьをクリックするとダウンロードできます。

Ruslaniaでも扱っているようです。
https://ruslania.com/en/sheetmusic/152612-scales-and-arpeggios-for-piano-part-1-ed-by-n-shirinskaya/
今は注文しても時間がかかるかもしれません。
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されど挿絵

2020年03月09日 | 楽譜の話題
ロシアのこちらの楽譜。


色彩豊かに丁寧に描かれた挿絵がたくさんあります。
どれも曲のイメージや情景にマッチしていて、なんとなく載せた絵というものはありません。

この中に3の指だけで弾ける曲があります。
こちらの曲、

リストのハンガリー狂詩曲第2番です。

このリズム、子供たちが弾くと必ずと言ってよいほど16分音符と8分音符の間がくっつくか重くなります。

16分音符の後の8分音符がどうしても重たくなり、リズミカルに弾けない生徒がおりました。
初参加の発表会でこの曲を弾くのでボタボタ感をどうにかしたいと思いましたが、聴いただけでは直すことがまだ出来ません。

「ん~、どうしたら通じるか」と思いながら挿絵をよ~く見ると、ちゃんと意味のある絵が描かれているではありませんか。

男の子が水たまりに足をバチャっと突っ込んで、驚いた動物たちが慌てて逃げています。

この曲は結構使っているのに、絵の内容に今頃気付きました

そこで、「男の子が水たまりに足をバチャってやってるね。水が飛んできて、ガチョウもスズメも、むこうのネコ?これキツネ?もみんな逃げてるよ」

いじわる?と言うので、「こういう遊び、水バチャっとかけて遊んでるの」

「水たまりに足バチャっとやるみたいに弾いてみて」と言うと、なんとリズミカルに弾けるではありませんか!

しかし弾いている内に効力がなくなり、またボタッとしてきました。
「水たまりに足、ズボズボって入れてるみたいだよ。それじゃみんなキャーって逃げないよ」

すると再びリズミカルに弾くではありませんか!
しかも最後までカッコよく弾けました。お母様、思わず拍手。

この絵ひとつで、全く違う演奏ができるのです。
子供のレッスンでは話だけでは通じないことがたくさんあります。このような絵があると本当に助かります。しかもこの教本の絵は私の想像をはるかに上回る世界が描かれています。

残念ながら、現在はこの楽譜は入手できなくなっているようです。
昨年までは入手出来ていたのですが・・

迷惑になる水バチャはいけませんよ。想像の世界のお話。

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好奇心っていい

2020年02月26日 | 楽譜の話題
先週のレッスンで面白いことがありました

不思議な音の国の後は「Die Russische Klavier Schule」を使っています。
良質な童話集のような内容です。
初めは外国の楽譜だし抵抗があるかもと思いましたが、思いの外大丈夫なようです。

amazonで手軽に買えてしまうことと表紙のクマさんの絵のおかげかもしれません。



これはドイツの楽譜です。
とーぜん、曲名もドイツ語です。調べなければわからない言葉もたくさんあります。

先週のレッスンで小2の生徒が楽譜をめくって曲名を読み始めました。
英語を習っているからと言って。

もちろん英語読みでは読めません。
「これは英語ならそう読むけど、ドイツ語はこう読むの」と読みました。

目につくものをどんどん自分で読もうとします。
その度に「こうだよ」と読みました。たまたま知っている言葉のものを選んでくれていたので意味を言いながら。

その時最後に「Die alte Wachtel」を彼女は「ディー」と読んだので、「すごいね、合ってるよ」と言いました。その後も読もうとしました。最後の「Wachtel」は3回聞き直しました。英語にも日本語にもない音が入っているからです。

4回目から真似し始めました。しかし同じ音になりません。
何度かその音を聴いては自分で「ちがうな」という顔で言い直し、ついに言えました。

こうなのです。
子供にドイツ語なんてムリムリと、読んだり聞き慣れない音を発音して聴かせなければこの経験はできなかったのです。

来週この読み方は忘れています。
それでも良いと思います。興味を持ったこと、試してみようと思ったことに意味があるので。

それにしても、発音しながら「Wachtel」ってなんだ?と私はズ~ッと思っていました。
生徒にはこの言葉の意味は知らないと言いました。知らないのに言っている自分も変だと思いながら。

帰って調べましたら「鶉(うずら)」

知るわけありません。
年老いた鶉だから「うずらおばあさん」ですか。


Amazonでのご注文はこちら↑
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グネーシンのガヴリーリン祭り?

2019年12月22日 | 楽譜の話題
以前ご紹介したガヴリーリンの連弾曲。

久し振りにグネーシンを見ましたら、子供たちがガヴリーリンの連弾曲を演奏している動画がたくさんアップされていました。

В. Гаврилин. «Зарисовки» – «Ямская»




エキゾチックで魅惑的な曲集です。
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到着 ! グネーシナのピアノのABC

2019年12月18日 | 楽譜の話題
注文していたグネーシナの「ピアノのABC」が届きました。

注文して18日くらいで届きました。
到着予定は年明けだったので随分早く届きました。

郵便物を持った時にとても軽かったので、3冊注文したけどまさか1冊?と、恐る恐る中を見るとちゃんとありました。

楽譜の大きさは少し小さめです。

ヘンレ版と重ねてみました。

中身はこんな感じ。

音符は大きくもなく小さくもなく。
こちらで購入しました。
AbeBooks The Piano ABC Gnesina

イリーナ先生のエチュード1Aの方が音符は大きいです。
本当はこちらの方が絵が描けて題名を書く所もあるし表紙もカラフルで良いのですが、送料がえらく高くなってしまったので何度も取り寄せることは無理です。

不思議な音の国でせっかく身に付いてきた細かい奏法をグネーシナで確かなものにしたいのです。
これが終れば日本で出版されているエチュードに進もうと考えています。

ロシアンメソッドの導入法は素晴らしく、この方法以外で始めることは今は全く考えておりませんが、それに合ったテキストがまだ不足しているので、不思議な音の国を使っている間と中級になる前のテキストを探すのに苦労します。

ロシアのテキストはグネーシナ以降もうまく集められたエチュードや曲が沢山あります。
1冊の中にエチュード、曲、連弾が入っているので古典的なものはそれで足ります。
それ以外のものを集める労力があれば良いだけだと思います。

しかし日本では指導者があっちからこっちからと楽譜を探して繋いでいかなければいけない状況です。

今は海外の楽譜でもamazonや楽天で買える物でしたら保護者の方に直接注文して頂けますが、こんな世の中になっていなかったらいくら良いものでも続けていけなかったなと思います。

注文した楽譜は前書きが英語でも書かれています。
Google翻訳で見てみます。

自力で読もうとしない··

カメラ機能で訳せてしまう··
いいのか、これで··
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クルタークの遊び

2019年12月10日 | 楽譜の話題
だいぶ前にエマールのリサイタルを聴きに行った時に、プログラムにクルタークの「遊び」がありました。

その中で「おっ、いい曲!」と気に入ったものがあり、帰ってからまた聴きたいとyoutubeを検索しました。

ところが、メロディーもハーモニーも聴いたものと違い、他の動画を探すとそれもまた違い、しかも最初に探した動画の演奏とも違いで、へ???

少し経って、その作品は演奏者によって異なることを知りました。
楽譜が図形のようになっているのです。

クルタークはこの曲集の前書きにこのように書いています。

「子どもがピアノに触れた瞬間から、全鍵盤の上を自由に走り回れたらという考えが、この作品集を生んだ」

コチシュの演奏です。

1本指や手の平で弾く曲もあります。

同じ曲のコチシュとエマールの演奏。2人ともクルタークに師事していました。
Unottan(退屈)コチシュ
Unottan(退屈)エマール
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音の高さを一致させよう作戦

2019年11月28日 | 楽譜の話題
音の高さが楽譜と一致しない生徒は必ずいます。

なぜか昔よりその数は増えています。
しかもちょっとやそっとで覚えられない・・
これも昔とは違うことです。以前は何度か説明するうちに覚えてくれていました。

無頓着と言ってしまえばそれまでです。
それは、おそらく電子楽器と関係しています。

アコースティックピアノは倍音があるので音の高さによって音色が異なります。
しかし、倍音を含まない電子楽器はその感覚が希薄になります。

電子楽器で練習しているからと言って皆がわからないわけではありません。
その違いが何から生じるのか私にはわかりません。

レッスンの度に高さが違うと注意され、それでも覚えられない。
その度に説明を繰り返し、これ以上どうすればよいのかと思っていました。

それが、少し前に買った「Piano Safari」に使えそうなものがありました。

今、それを何人かの生徒に試しています。
適当に伴奏を作り、それに合わせて弾いてもらっています。

丸覚えではなく、自分で仕組みを見つけ出せるようになってほしいと思います。

どれみ|みれど
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