おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

何度聴いても凄すぎる!ガヴリリュク

2017年09月01日 | コンサート情報
8月13日にBBCプロムスにデビューしたガヴリリュクの演奏をインターネットで聴くことができるので度々聴いております。

45分近くかかる曲にもかかわらず1度聴くとまた聴きたくなってしまいます。
(ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番です)

何度聴いても驚嘆します。
この演奏を編み物をしながら聴き始めたご婦人が、演奏が始まった途端に編み物の手が止まってしまい最後まで聴き入ってしまったとありました。イギリスのご婦人だと思いますが。

2001年に録音されたラフマニノフのソナタ第2番の演奏が個人的にとても好きなのですが、この録音は調べてみましたらガヴリリュク16歳の時の録音でした。
8月生まれで4月の録音でしたので。(再び驚愕・・)

プロムスのラフマニノフを聴くと「愛」の深さが断然増しています。

ガヴリリュクはピアノ協奏曲第3番について、絶望の暗闇や自己との葛藤、純粋で無垢な愛の語りがあり、最後には無償の愛と人生の悦びを勝ち取ると語っています。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ガヴリリュクは2002年に交通事故に遭っています。
重傷だったようです。

2002年といえばチャイコフスキーコンクールが開催された年です。

16歳の少年のその後の活躍を耳にしたのが2005年のルービンシュタインコンクールの優勝でしたので不思議に思っておりました。

本当にこのピアノコンチェルトの演奏には想像力だけでは表現できないものが詰まっていると感じます。
コメント
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