ゴリン先生の小道具の中で一番大きなものが「お猿」です。
使う機会がなかなか訪れませんでしたが、その時がついにやって来ました。
今春からピアノを始めた小学生の生徒さん。
発表会に向けてリトル・マーメードの「アンダー・ザ・シー」の練習を始めました。
イントロでいきなり「ミソドミー」と1オクターブ上の「ミ」まで大きく動きます。
どうしても指を拡げて弾こうとしてしまいうまくいきません。
腕を触るとガッチガチになっていました。
腕を自由に動かすことを知ってもらうには「おサル」です!
早速彼女の腕につけてみました。
おサルの長い腕にマジックテープが付いていて、それで腕に巻きつけるようにします。
(写真の腕は私のです。太い腕でも大丈夫です。)
まずは好きな音を一音弾いたまま腕を左右、上下に動かします。
そして今度は曲の冒頭の2音目までを弾きます。
「ミソ」の「ソ」で音を作り出し手首をゆっくり持ち上げます。
この時「猿」は上に上がるだけです。
次は3音目までです。
「ミソド」の「ド」でやはり手首を持ち上げます。
今度は「猿」は横に動いたあと上に上がります。
だんだん「おサル」は楽し気に遊び始めます。
最後は「ミソドミ」まで。
これまでで最も大きく横にブ~ンと動いたあと上に上がります。
のはずでしたが、遠いことが気になるのか肘を張って横に動かしてしまい「おサル」は横移動だけで止まってしまいました。
3~4度やってもそうなので、もう1度2音に戻り4音目まで行った時に手首を上げる補助をしました。
すると肘を張ることなく「おサル」は気持ちよさそうに上へスッと上がりました。
「おサル」の動きを見ると、腕がどう動いたか確かめられるわけです。
とてもわかり易いです。
ゴリン先生の小道具は、子供たちが興味津々で面白がってくれるものばかりです。
しかもわかりやすいので効果も成果も得られます。
日本では理論的なことを覚えるワークブックはたくさん見かけますが、演奏技術に直接結びつくグッズはたいへん少ないと思われます。
私が知らないだけかもしれませんが、大袈裟なグッズではなくとも大きな効果が得られるのには本当に驚いています。
30年以上ピアノを教えてきて、さらに新しいことを知ることができたこと、自分の奏法を見直すことができたこと、とても幸運に思います。
ピアノを教える情熱が再び湧いてきました!
使う機会がなかなか訪れませんでしたが、その時がついにやって来ました。
今春からピアノを始めた小学生の生徒さん。
発表会に向けてリトル・マーメードの「アンダー・ザ・シー」の練習を始めました。
イントロでいきなり「ミソドミー」と1オクターブ上の「ミ」まで大きく動きます。
どうしても指を拡げて弾こうとしてしまいうまくいきません。
腕を触るとガッチガチになっていました。
腕を自由に動かすことを知ってもらうには「おサル」です!
早速彼女の腕につけてみました。
おサルの長い腕にマジックテープが付いていて、それで腕に巻きつけるようにします。
(写真の腕は私のです。太い腕でも大丈夫です。)
まずは好きな音を一音弾いたまま腕を左右、上下に動かします。
そして今度は曲の冒頭の2音目までを弾きます。
「ミソ」の「ソ」で音を作り出し手首をゆっくり持ち上げます。
この時「猿」は上に上がるだけです。
次は3音目までです。
「ミソド」の「ド」でやはり手首を持ち上げます。
今度は「猿」は横に動いたあと上に上がります。
だんだん「おサル」は楽し気に遊び始めます。
最後は「ミソドミ」まで。
これまでで最も大きく横にブ~ンと動いたあと上に上がります。
のはずでしたが、遠いことが気になるのか肘を張って横に動かしてしまい「おサル」は横移動だけで止まってしまいました。
3~4度やってもそうなので、もう1度2音に戻り4音目まで行った時に手首を上げる補助をしました。
すると肘を張ることなく「おサル」は気持ちよさそうに上へスッと上がりました。
「おサル」の動きを見ると、腕がどう動いたか確かめられるわけです。
とてもわかり易いです。
ゴリン先生の小道具は、子供たちが興味津々で面白がってくれるものばかりです。
しかもわかりやすいので効果も成果も得られます。
日本では理論的なことを覚えるワークブックはたくさん見かけますが、演奏技術に直接結びつくグッズはたいへん少ないと思われます。
私が知らないだけかもしれませんが、大袈裟なグッズではなくとも大きな効果が得られるのには本当に驚いています。
30年以上ピアノを教えてきて、さらに新しいことを知ることができたこと、自分の奏法を見直すことができたこと、とても幸運に思います。
ピアノを教える情熱が再び湧いてきました!