おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

バシキロフ氏

2019年02月21日 | 重力奏法
バシキロフ氏がグネーシンの子供のレッスンをしている様子です。

このお子さん(カリーナちゃん)、年齢はわかりませんが(10歳のようです)よく弾いています。
そしてレッスンによく付いて行っています。

バシキロフ先生も子供だからこの位という態度は見せません。
子供が分かる言葉やジェスチャーはされていると思います。

大人が愛情を持って真剣に伝える。

専門の道に進まなくともそのような姿勢を持って子供たちと接すること、それは必ず生徒たちの中に何かを残します。

私は高校の時の世界史と数学の先生がそうでした。
世界史の先生は毎回抱えきれないほどの資料を授業の時に持ってこられていました。
その資料を必ずしも使う機会がなくとも、生徒たちに何かの話の時に見せられたらと思っていらしたのだと思います。
試験問題はいつも作りすぎて満点が100点以上ということも度々ありました。
それだけ生徒に覚えておいてほしいものがたくさんあったのだと思います。

数学の先生はお話が面白い先生で脱線することもありましたが、生徒たちに教えるという情熱が伝わってくる先生でした。ハートが伝わる先生でした。

高校を卒業したのは遥か遥か昔のことですが、今でもその先生方の熱い情熱を思い出しては「がんばろっ」という気持ちになります。

Dmitry Bashkirov's master class (piano). 1/2


バシキロフ先生のレッスンは直に見たことはないのですが、レッスン室の外の窓から聞こえてくるお声は耳にしたことがあります。
生徒さんが一音弾く度に「Nein!」「Nein!」「Nei----n!」

何を求めていらっしゃるのか知りたかったのでしばらく外の窓のそばのベンチに座り聴いておりましたが、しばらく聞いていてもそこから先に進まなかったので諦めてその場を去りました。

ひぇ~、こわっ、と言う印象しかなかったのですが、この録画を見ると情熱的な先生ということがわかります。



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