おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

好奇心っていい

2020年02月26日 | 楽譜の話題
先週のレッスンで面白いことがありました

不思議な音の国の後は「Die Russische Klavier Schule」を使っています。
良質な童話集のような内容です。
初めは外国の楽譜だし抵抗があるかもと思いましたが、思いの外大丈夫なようです。

amazonで手軽に買えてしまうことと表紙のクマさんの絵のおかげかもしれません。



これはドイツの楽譜です。
とーぜん、曲名もドイツ語です。調べなければわからない言葉もたくさんあります。

先週のレッスンで小2の生徒が楽譜をめくって曲名を読み始めました。
英語を習っているからと言って。

もちろん英語読みでは読めません。
「これは英語ならそう読むけど、ドイツ語はこう読むの」と読みました。

目につくものをどんどん自分で読もうとします。
その度に「こうだよ」と読みました。たまたま知っている言葉のものを選んでくれていたので意味を言いながら。

その時最後に「Die alte Wachtel」を彼女は「ディー」と読んだので、「すごいね、合ってるよ」と言いました。その後も読もうとしました。最後の「Wachtel」は3回聞き直しました。英語にも日本語にもない音が入っているからです。

4回目から真似し始めました。しかし同じ音になりません。
何度かその音を聴いては自分で「ちがうな」という顔で言い直し、ついに言えました。

こうなのです。
子供にドイツ語なんてムリムリと、読んだり聞き慣れない音を発音して聴かせなければこの経験はできなかったのです。

来週この読み方は忘れています。
それでも良いと思います。興味を持ったこと、試してみようと思ったことに意味があるので。

それにしても、発音しながら「Wachtel」ってなんだ?と私はズ~ッと思っていました。
生徒にはこの言葉の意味は知らないと言いました。知らないのに言っている自分も変だと思いながら。

帰って調べましたら「鶉(うずら)」

知るわけありません。
年老いた鶉だから「うずらおばあさん」ですか。


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コメント
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