おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

バッハ シンフォニアで思う

2020年05月10日 | コンサート情報
今週はギルトブルクのSNSのコンサートがないなと思っておりましたら、新たな計画を遂行していたようで。

1カ月くらい前にもどちらのテンポがいいと思う?と投稿されていたのですが、どうやらバッハのシンフォニアをyoutube用にレコーディングしていたようです。

Bach tempo choices

Facebook Watch

 

ギルトブルクと比べてはいけませんが、実は私もインヴェンションとシンフォニアをやり直していまして、先月までは毎日インヴェンションを全曲弾いていました。

今月になりシンフォニアをやり始め、なんだかとても懐かしく、とても若かったころを思い出し、

自分がピアノを弾いていたあの頃の気持ち
希望と絶望の間を行ったり来たり
学校と練習時間の確保に四苦八苦していた生活

それがあっての現在、感慨深いです。

昔聴いた音楽を聴くとその頃を思い出すと言いますが、子供の頃に弾いた曲でありありとその頃を思い出したのはバッハのシンフォニアが初めてです。

それだけ放置しておいたのですが・・
生徒さんのレッスンで教えるのと自分が実際に再び弾くのでは、自分の中にこんなに違うことが起こると初めて知りました。

思いがけない時間がそれぞれの人に与えられたわけですが、きっとたくさんの人が思いがけない発見があると思います。

私は昔を思い出す時間になりましたが、若い方や子供たちは違う状況だと思います。
これからの人たちに、自分で考えて工夫して行ける力をつける教育はこれから絶対に必要だと思います。

多くのピアノ指導者はそうありたいとレッスンしていると思います。
しかし学校の様子を見ると、学年が上がるほど考える力をつける教育が遠のいていくと実感しています。

本来、学年が上がるほど考えて実行できる自由が増していくはずです。
その代わり責任が伴います。それは子供の頃は大人がフォローできます。

失敗して学ぶ時間が子供の頃にはあります。
だから挑戦してほしいと思って多くのピアノ指導者は曲を選びます。
強い心が育つようにと願ってレッスンをしています。

バッハの懐かしい曲から随分と話が逸れました・・
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12のアルペジォ

2020年05月10日 | 重力奏法
以前、ロシアの「スケールとアルペジォ」という教本をご紹介しました。

こちらの動画でヴェルシーニン先生がこのようなものがロシアにはあるとお話しされていたので、おっ、と思い再度ご紹介を。

https://youtu.be/4IUDNqYN9As

12のアルペジォと先生はおっしゃっていました。
日本のピアニストの方でもこれをご存じの方がいらっしゃり、お話の中やブログで拝見したことがあります。

実は私も時間がある時にはしているのですが、このstay home中は時間がたっぷりあるので弾いています。

ひとつの音から和音を構成していくので、これを暗記できると作曲や伴奏付けにも、役立ちます。
なのに、覚えられない··
いえ、普通は覚えられるのだと思います。単に私が覚えられないだけです··

12のアルペジォとおっしゃっていましたが、この本は11のアルペジォです。
ヴェルシーニン先生は3和音でひとつ多くなっています。

この本は他にも面白いものがたくさんあります。
ハノンの数百倍価値があります。


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