おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

オンライン フォルマシオン・ミュジカル

2020年05月23日 | フォルマシオン・ミュジカル
オンライン、この言葉には疲れてしまいましたが、このフォルマシオン・ミュジカルのオンラインは価値があります。

フランスのFaisons de la musique en fmというフォルマシオン・ミュジカルのテキストです。

普段からレッスンでよく使っているのですが、とても魅力的なテキストで、子供、大人問わず使えます。

2016年からオンラインで受講できるようになり、担当講師もいてクラスもあるという話だったので、フランス語が出来なければ無理だろうと思っておりました。

それがこの困難な状況下で、9月まで無料開放されるというので登録して試してみましたら、言葉が分からなくとも十分できます。
クラスや担当講師は存在しません。
テキストの課題をゲーム感覚で解いていきます。

課題ごとに3つの星印を集め、一つの課で全問出来るとゴールドメダルがもらえます。

フランス語しかないので意味が分からないと使えないと考えてしまうかもしれませんが、そんなことはありません。
確かに中には言葉の意味が分からないと答えられないものもありますが、多くは何をすべきか察しがつきます。
意味の分からないものは飛ばせます。ゴールドメダルはもらえなくなりますが・・

そして驚いたことに、vol.1のみ全ページPDFダウンロードできます。
音源までダウンロードできます。
つまり、テキスト1冊分まるごと無料で入手できます。

発刊されているのはvol.4までですが、今回のオンラインでできるのはvol.2までです。
vol.1は7歳用で、そのあと一学年ずつ上がります。vol.4は10歳用ということになりますが、vol.2でも初級、中級の生徒さんに結構使えます。

専門家の道を目指して特訓をしている生徒さんには物足りないと思いますが、様々な楽器やジャンルの音楽からリズムや聴音を行えるので、ピアノの音でしか聞き取れない耳を作ってしまうことを避けられます。

この内容だったら生徒さんに個別に普段からしてほしいと思いました。
あとはレッスンで瞬発力を養えば良いかと。
オンラインは、やり直しや何度も聴くことができてしまうのでそこが弱点。

このテキストは本当におススメです。
超おススメです。

フランスでどのように音楽的基礎力を付けているか知る機会にもなります。
発想が日本とは全く違うので、レッスンが再開した時のヒントにもなると思います。

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課題は鳥をクリックすると出てきます。
それぞれの課のページ左下の斜めの線が書かれているものをクリックすると、テキストダウンロードのページに変わります。(Les pages du Livre)
下の耳のマークをクリックすると、Les sons du Livreのページに変わります。ほしいものを1曲ずつ保存します。

lecture,ryhtme,écouteの3つのカテゴリーで構成されています。
一度に全部はたいへんかもしれませんので、ご興味のあるものから見るのも良いと思います。

それにしても、スゴイ・・
これをきっかけにこのテキストを知り、フランスでどんな音楽教育をしているか知り、子供たちの役に立てればいいわけで、益々応援したくなりました。
コメント
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