今月生徒さんに聴いてもらう作曲家は、ドヴォルザークです。
国民楽派の作曲家です。
これまで生徒さんには国民楽派の作曲家では、シベリウス、グリーグ、ロシア五人組を聴いてもらいました。
これらの作曲家の名前をすぐには覚えられないと思いますが、音楽の歴史には時代により変化がある、ということを何となくでも知ってもらえれば良いと思います。
ドヴォルザークは音楽の道に進むことを運命付けられていたいたかのような作曲家です。
父の後を継ぎ肉屋さんになっていてもおかしくなかったのに、小学校の校長がヴァイオリンを教えてくれたり、肉屋の修行のため転校したら、そこの校長先生が音楽の専門家で楽器や理論を教えてくれたり。
家業がうまく行かなくなり、もう学校には通わせられないとなったら、叔父が学費を出してくれ音楽学校に通えることになったり。
上手いこと人に恵まれていました。
ブラームスに認められたことも大きかったと思います。そして、それに見事に応え「スラヴ舞曲集」を書き上げた実力。
このシリーズは私も楽しみながら作っております。
知らなかったことも案外多く、自分のためにもなっています。