おとのくに♪♪

生徒さんのピアノレッスンで感じたこと、考えたこと、コンサートの感想などポツポツ綴っています。

調律師さん視点による鍵盤の底

2021年04月08日 | 重力奏法
ピアノの鍵盤は1cm位しか下がりません。

私もよく生徒さんに、「鍵盤は1cm位しか下がらない」けど「腕の力を抜いて下ろすともっと下がる感じがする、深く弾ける」と付け加えます。

今回の調律師さんのお話はそのようなことではなく、鍵盤のどこで弾くかによって1cmではなくなるという話です。

それによって音色が変わるわけですが、以前は私は鍵盤の端で生徒さんに弾いてもらっていました。その方が音がこもらずに鳴るからです。

ただ、重さは載りにくくなります。音色も単調になります。
あまり複雑なことはできなくとも構わないと考えていたところがあったので、それで良いと思っていました。

しかし、メソッドを変えてこの考えは捨てました。

数日前に、3週間前からレッスンを始めた5歳の生徒さんのお母様に「鍵盤のどこで弾けばよいのですか?」と訊かれました。

良い質問です。

あまりこのことを質問されることがなく、記憶にあるものでもこれが3回目のように思います。
いずれも外国の方だったように思います。

今は鍵盤の真ん中と教えています。

その内、黒鍵のそばで弾かなければいけない時が出てきますし、鍵盤の端の方が良い時も出てきます。

音色を変える技を少しでも多く持っていた方がお得です。

こちらの調律師さんのお話で、知っておけば良いというだけの話と言う前置きで「ピアノが大きくなればなるほど鍵盤の奥と手前のタッチの差が少なくなり弾きやすくなります」と。

言われてみればそうです。コントロールしやすくなります。

魅力のある演奏をされるピアニストさんの話を最後にされています。

是非、ご覧ください!

鍵盤の底を意識するの先の”先”【ピアニストを目指す人向け】~調律師によるガチの構造説明シリーズ②~
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