アマゾンわんわん日記 2018

復活しました!
のんびりやっていきます。
また よろしくお願いします。

どちらの気持ちもわかる…

2016年06月22日 | ブラジル雑記
先日、アメリカで動物園で、ゴリラ舎に入り込んだ子供を放さなかったゴリラが殺されました。

この週末、マナウスではonça pintada(まだら豹)が殺されました。

このまだら豹は、CIGS(陸軍が捕獲してきた動物を保護するための軍の動物園)で9年間飼育され、様々なイベントにも参加している経験のある豹でした。

普段は非常におとなしく、世話をする隊員にも良くなつき、一緒に水浴びをしたりじゃれ合いをするぐらいでした。
この週末に「オリンピック聖火リレー」のイベントに参加していました。
CIGSには多くの人たちが押しかけてきていました。
イベント会場の豹の周りで大声で騒いだり、写真を撮ったり。



そうした騒ぎにすっかり興奮してしまった豹。
イベントが終了した後、飼育隊員が豹舎に連れて行こうとしましたが嫌がり、隊員の手を振り払って走り出しました。

すぐに獣医が麻酔銃で撃ちましたが、麻酔薬がうまく効きません。

豹が自分の方に向かって走ってくる。

パニックになった若い隊員は、とっさに銃を取り出し、豹に向かって撃ちました。

ブラジルではまだら豹は絶滅危惧種に指定された動物です、
今回の事件は、アマゾン自然保護局やNPO法人を巻きこんで、大きな問題になっています。

私としては…

正直、豹が自分に向かって走ってきたら、パニックになるよね。
撃ってしまった、若い隊員の気持ちもわかる。
騒ぎに閉口して、逃げ出したくなる豹の気持ちもわかる。

ううん…発砲美人??
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする