アマゾンわんわん日記 2018

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野生の動物との接し方

2016年08月25日 | アマゾンの動物
「世界 猫歩き」でリオの猫やってる。
しかも、子供が小さいころ、毎日のようにお散歩していた「Aterro do Flamengo」。

懐かしいな~。

ここには私と同じような「餌やり おばさん」がいるのよ。
もう、いないかな?

ここの猫たちは、時間になると買い物カートを引っ張って現れるおばさんを待って、定位置にスタンバイしていたわ。

他にも、動物愛護団体が、片っ端から猫を捕まえては避妊手術。
それでも、捨てられる猫が多くて。追い付かないみたいだったな~。

海岸の岩の間に隠れている猫たち。
海が荒れた日はどうしていたのかな?

今いる猫たちは、その時の猫の孫猫、ひ孫猫になるんだろうね。
でも、今でも猫たちがいることに感動!!

その後出てきたのは、リオから車で2時間ほどのところにある、山間の街、バッソーラスの猫。
ここには、知り合いの別荘があり、何度か訪れる機会がありました。
一度は、知り合いが夕暮れの道で子猫を拾いました。
偶然にも「猫歩き」に出ている猫と同じような、黒白のぶち猫。

もう20年になるんだね~。
懐かしすぎて涙が出てきそうだったよ。

    *     *     *     *     *

さて、話を表題に戻して。
今日はペケママ、ちょっと腹の立つことがあるんです、。

最近、ペケママの周囲に「なまけもの」の出現率が高いのよ。
まあ、出てくるのは「ナマケモノ」の勝手だからね。

でもね、そのたびに、周囲の日本から来た人たちは大騒ぎ。
カメラを構えて写真撮りまくり。

まあ、それはいいのよ。
ごく普通の反応だと思うわ。


でもね、さすがに野球のバットとか木の棒をもってきて、「これにつかまらせて、ぶらさがっている場所から下ろそう」という人がいたのにはあきれたわ。
あのね、あなた日本でどんな教育受けてきたの?

「自然の動物は捕まえて近くで観察すべし!」という教育でも受けてきたの?
少なくても、どこの世界でもそんなこと教えていないと思うけど。

野生の動物は、野生の状態の中で観察するべきものじゃない。
そこには、動物の保護をするという意味があるのももちろんだけれど、観察する人への配慮もあるのよ。

野生の動物は、予防接種も受けていないし、沐浴もさせていないでしょう?
どんなにおとなしい動物でも、身の危険を感じたら、噛むとか引っ掻くとか、自己防衛に出るわよ。
そんな動物に傷を負わされた場合に、予防接種も受けていない動物の唾液や爪痕から、どんな感染症にかかるかわからない。
それに、野生の動物にはもれなく「ダニ」がいるということも忘れちゃいけないわよね。
先日、日本でも「マダニ」による、脳性麻痺の死亡者が出たわよね。

自分だけだったらともかく、周囲の人にまでとばっちりが及んだら、責任の取りようがないでしょう?

また、もしも動物にけがを負わせてしまった場合、普通の動物病院では野生の動物は診察しないのよ。
捕獲しようとして骨折などさせてしまったら、どうするの?
怪我をした状態でINPAとかに運び込むのかしら?
そうなったら、怪我の原因の説明を求められるのは必然。
その時、正直に話すのか?
自分に都合のよいように話を作るのか?
見てみたいわ。

ブラジルでは野生の動物を、正当な理由がなく無理に捕まえようとした場合には犯罪になります。
虫取り網もって、虫を追いかけまわしていても咎められるのよ。

「ナマケモノ」出現で浮足立つ人たちも、おそらく日本にいたら普通に自然保護なんかを叫んでいる方たちなんでしょうに。
海外にいても、日本にいても、自然保護、野生動物愛護の精神、方法は一緒なのじゃないかしら?

    *     *     *     *     *

よく「日本にいたら常識的な人でも、海外にいると羽を伸ばしてしまう」人がいるというのは話に聞くけれど、このケースも全く同じ。
日本国内で律するべきことは、海外にいても同じこと。
「2度と来られない場所だから、このぐらいのことは許されるだろう」と考えるのは、「旅の恥は掻き捨て」と同じこと。
海外で暮らすからこそ、律するべきところは律する、自分に厳しくするべきではないかと思うのですが。
コメント (2)
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