那須茶臼岳山頂に無事にたどり着いた「おばちゃん登山隊」、それではということで、写真撮影後岩陰で 郡山名物 薄皮まんじゅう と おせんべい(銘柄忘れた)で一息入れていました。
が!!!
私たちがのんびりしている間に、周囲の状況は一変していたのよ。
気が付くと…
誰もいない!!
白くけぶる山頂に浮かぶ鳥居。
結構不気味よ。
一同ごみを片付けてそそくさと下山に入りました。
それでも、途中で若いカップルとすれ違いました。
ちょっと心強かったわ。
100mほど下山したところで雨脚が強くなってきました。
「みんな~、ちょっと止まって雨具付けよう。」
うっ、やばっ、という顔をしたペケママ。
はい、持ってきませんでした。
準備しようということさえ考えなかったわ。
「いるんだよね~、必ず、こういうやつが~。」
そう言いながらも、優しい山女M嬢は予備の雨具をかしてくださいました。
ありがたや~。
温泉小町T嬢は出がけに、おにぎりをリュックに入れるために一度雨具を出してそばに置いたら、そのまま忘れてきてしまったそうで…
ずぶぬれでした。
先に雨具借りちゃって ごめんね~。
雨に濡れた岩場を注意深く下りる私たちの耳に、嫌な音が響いてきました。
ゴロ ゴロ ゴロ
雷!!
「本当はね~、どこか岩陰に避難したほうが良いんだよ。でもね、岩陰ないしね~。」
「大丈夫 大丈夫。足元 気を付けて、ゆっくりね~。」
山女M嬢の口数が増えてくるにしたがって、内心のあせりが伝わってきます。
でもね、あせりはしても、ここですべって転んで怪我をするわけにはいかないからね。
ようやく遊歩道に出た時には、山肌を雨水が流れ落ちていくぐらいの激しい降りになっていました。
ロープウエーの到着駅からのアナウンスが聞こえてきます。
「山の裏側で激しい雷雨が発生しています。本日はこの運行で最後の運行と致します。」
ゲッ、これは本当にまずいよ!!
先頭を歩いていた私、後ろを振り返ると、温泉小町T嬢と団長TR嬢をサポートしながら下りてくる山女M嬢はかなり後ろ。
このまま待っていたら、ロープウエーが出ちゃうかも。
で、ペケママ走りました。
水たまりの中もじゃぶじゃぶと。
到着駅の入り口で後ろを振り返ると、私たちの後から昇ってきたカップルちゃんたちも必死に降りてくる。
到着駅にはいると、売店のお姉さんたちもシャッターを下ろして帰り支度。
改札のお姉さんは私の姿を認めて
「急いでください、じきに発車します。」
いやいや、発車されちゃ困るのよ。
なので叫んだ!!
「あと5人来るんです。すぐそこまで来ています。待ってください!!」
危機一髪、間一髪!!
びしょ濡れで飛び込んだロープウエーは、私たちが入るとすぐに出発しました。
ぶーぶーと説教を垂れる車掌のおじちゃんの姿にも、後光が差して見えたわ。
ロープウエーの出発駅に着くと、そこは雨の「あ」の字もない世界。
これから上る予定だった人たちが、私たちを指さして
「ほら、上はあんなにひどいらしいよ。」と言っていました。
そうよ、別世界だったわよ!!
さて、山を下りているときに、「おばちゃん登山隊」リーダーを務める山女M嬢の頭の中は、新聞の見出しで一杯だったそうです。
どんな見出しかって??
こっそり教えちゃいましょうか?
「夏山を甘く見た結果!! 女性4人 遭難」
「ブラジルからの帰国 喜びが一転 涙の帰国に」
いやいや、こんな見出しに飾られた新聞記事にならなくてよかったよ。
M嬢 今でも「私の山人生の中で、一番恐ろしい山行だったわよ。」と言っています。
お疲れ様でした。
そうそう、山女M嬢のでかリュックの中に詰められていたものは…
4個のカップラーメンとお湯を沸かす道具。
山頂で風に吹かれながらのカップラーメンをごちそうしてくれるはずだったんですって。
さて、山から下りてきましたが「おばちゃん登山隊」まだお話は続きます。
もうちょっと おつきあいを!
が!!!
私たちがのんびりしている間に、周囲の状況は一変していたのよ。
気が付くと…
誰もいない!!
白くけぶる山頂に浮かぶ鳥居。
結構不気味よ。
一同ごみを片付けてそそくさと下山に入りました。
それでも、途中で若いカップルとすれ違いました。
ちょっと心強かったわ。
100mほど下山したところで雨脚が強くなってきました。
「みんな~、ちょっと止まって雨具付けよう。」
うっ、やばっ、という顔をしたペケママ。
はい、持ってきませんでした。
準備しようということさえ考えなかったわ。
「いるんだよね~、必ず、こういうやつが~。」
そう言いながらも、優しい山女M嬢は予備の雨具をかしてくださいました。
ありがたや~。
温泉小町T嬢は出がけに、おにぎりをリュックに入れるために一度雨具を出してそばに置いたら、そのまま忘れてきてしまったそうで…
ずぶぬれでした。
先に雨具借りちゃって ごめんね~。
雨に濡れた岩場を注意深く下りる私たちの耳に、嫌な音が響いてきました。
ゴロ ゴロ ゴロ
雷!!
「本当はね~、どこか岩陰に避難したほうが良いんだよ。でもね、岩陰ないしね~。」
「大丈夫 大丈夫。足元 気を付けて、ゆっくりね~。」
山女M嬢の口数が増えてくるにしたがって、内心のあせりが伝わってきます。
でもね、あせりはしても、ここですべって転んで怪我をするわけにはいかないからね。
ようやく遊歩道に出た時には、山肌を雨水が流れ落ちていくぐらいの激しい降りになっていました。
ロープウエーの到着駅からのアナウンスが聞こえてきます。
「山の裏側で激しい雷雨が発生しています。本日はこの運行で最後の運行と致します。」
ゲッ、これは本当にまずいよ!!
先頭を歩いていた私、後ろを振り返ると、温泉小町T嬢と団長TR嬢をサポートしながら下りてくる山女M嬢はかなり後ろ。
このまま待っていたら、ロープウエーが出ちゃうかも。
で、ペケママ走りました。
水たまりの中もじゃぶじゃぶと。
到着駅の入り口で後ろを振り返ると、私たちの後から昇ってきたカップルちゃんたちも必死に降りてくる。
到着駅にはいると、売店のお姉さんたちもシャッターを下ろして帰り支度。
改札のお姉さんは私の姿を認めて
「急いでください、じきに発車します。」
いやいや、発車されちゃ困るのよ。
なので叫んだ!!
「あと5人来るんです。すぐそこまで来ています。待ってください!!」
危機一髪、間一髪!!
びしょ濡れで飛び込んだロープウエーは、私たちが入るとすぐに出発しました。
ぶーぶーと説教を垂れる車掌のおじちゃんの姿にも、後光が差して見えたわ。
ロープウエーの出発駅に着くと、そこは雨の「あ」の字もない世界。
これから上る予定だった人たちが、私たちを指さして
「ほら、上はあんなにひどいらしいよ。」と言っていました。
そうよ、別世界だったわよ!!
さて、山を下りているときに、「おばちゃん登山隊」リーダーを務める山女M嬢の頭の中は、新聞の見出しで一杯だったそうです。
どんな見出しかって??
こっそり教えちゃいましょうか?
「夏山を甘く見た結果!! 女性4人 遭難」
「ブラジルからの帰国 喜びが一転 涙の帰国に」
いやいや、こんな見出しに飾られた新聞記事にならなくてよかったよ。
M嬢 今でも「私の山人生の中で、一番恐ろしい山行だったわよ。」と言っています。
お疲れ様でした。
そうそう、山女M嬢のでかリュックの中に詰められていたものは…
4個のカップラーメンとお湯を沸かす道具。
山頂で風に吹かれながらのカップラーメンをごちそうしてくれるはずだったんですって。
さて、山から下りてきましたが「おばちゃん登山隊」まだお話は続きます。
もうちょっと おつきあいを!