最初に 私事ですが...
ここのところ目の具合があまり思わしくなく、あまりPCなどをのぞけなくなっております。
書きたいことはたくさんあるのですが、思うように更新できなくなってしまうことも。
更新の間があいたら、ペケママ治療を頑張ってるんだとご了解ください。
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さて、ヨーロッパが冬のこの時期、ブラジルは沿岸を回るクルーズの時期になります。
大きな船がヨーロッパからたくさん来るのよ。
で ブラジル南部サントスあたりからサルバドールあたりまで1週間ぐらいの日程で回る。
船によってはレシフェあたりから国立公園のフェルナンドノローニャ島を回ってくるもの、アマゾン川をさかのぼってマナウスまで来るものもあります。
昨年はコロナの影響で全面的にストップしていましたが、今年は感染状況も落ち着いてきてワクチン接種も進んでいることもあり、再開されていました。
ところが!
今回 その中の一隻でコロナ患者が多数出ました。
ブラジル保健省は急遽ブラジル沿岸のクルーズ船を全面的にストップすることを決定。
急な決定に船を運行する会社側も情報の収集に走り回りました。
船の乗船予定だった乗客たちはサントス港のターミナルに集められて、長い時間情報もないまま ひたすら待たされました。
クルーズの中止を知らされた乗客たちは 一様にがっかりと疲れ切った様子だったということです。
がっかりしたのは乗客ばかりでなく、船を待ち受ける土地の人たちも同じこと。
アマゾンにも年に何艘ものクルーズ船がやってきます。
船の多くは マナウス、そしてボイの祭りがあるパリンチンスなどに立ち寄ります。
観光客が来ることによって、土地の人たちは民芸品を売ったりボイの踊りを披露したりして生計を立てているのですが、それが無くなってしまったわけです。
いつも6月に盛大に行われるボイのお祭りもなかったこともあり、今回のクルーズ船の寄港が無くなったのことは、そうした人たちにとっては死活問題になっています。
クルーズ船の運航を中止した国の政策は、今後の混乱を引き起こさないためにはもっともなことだと思いますが、観光によって生計を立てている人たちには、本当に何か保証がないと...と 考えさせられました。