今回の表紙絵は，上にドミニク派修道僧と骸骨（だから教会の白骨の事を書いたのよ）下は，緋色の部屋のミステリーなのかなあ？ クレモナ公は壁も床も全部赤と言っているので違うかもしれませんが。。アセルスタンとクランストンが教会に戻ると，石工達が今日の作業を終えた所。彼らによれば，元々この教会は土間で，白骨の上にあった石が敷かれたのは，10年か20年程度前の事だとの事です。石を置いた人のサインまでありました。（職人がサインを残すのは万国共通ですね）
クランストンは，十字架を観察して，これは15年程度前の物と見ます。そして，次に頭蓋骨を観察（何と）死因を突き止めてしまいます。（それなら緋色の部屋は簡単だろ（笑））ますます怪しいフィッツウォルフェ。（そもそも狼の息子って意味だもんね～）
ここで2人はアセルスタンの自室に行ってワインを飲む事に。そしてようやくクランストンは例の話をします。アセルスタンは，こういう話は何百年も誰も解けないトリックのような話もあるんだと，諌めますが，クランストンは「きっと事実だろう」。さらにクランストンは，今回のメインの事件，プライアー神父から，ブラックフライヤーズ教会の事件の調査を頼まれた事を告白。1人が死に，アルクイン修道士が行方不明になったとの事。
アセルスタン，せっかく去年のロンドン塔での事件以来の平和な生活が，骸骨やら何やらで終わっちまうと，クランストンに習った汚い言葉（笑）で，ダダ粉ね～（爆） クランストンが持ってきたミステリーはめっちゃ難しいし。
そして翌朝。
変な夢を見て目覚めの悪いアセルスタン，「今日は何か変な1日になりそうな気がする」と，お祈りを済ませて，膀胱飛ばし横丁(^^;)のお惣菜屋でパイを買って食べて帰ってくると，檀家さん達がまたまたまた（爆）大騒ぎ。
何かと思えば，見た事のない年配の男性。何でも，腕に傷を負ってひどく化膿していたのですが，こちらの教会で人柱様が出たと聞いて駆け付け，棺の前でちょっと座っていたら，治ってしまったとの事。「奇跡だ奇跡だ～！」と大合唱（爆）に，怒り（爆）のアセルスタン，医者を呼びましたが，「これは通常治るのに1ヶ月以上かかる化膿。」という事で，やっぱり奇跡だと大喜びの檀家さん。皆，巡礼者が殺到する様子を想像してほくそ笑み。（笑） アセルスタンは，気を付けなさい，まだわからないよ，と言って自室に引っ込みますが，思わずワインをかっ喰らいます。（爆）