ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Murder Most Holy : Chapter 9

2008-04-16 21:51:03 | Athelstan・Doherty
翌朝,アセルスタンは早起き。故ロジャー神父の棺にお祈りの後,祭壇の後ろの使徒達の像の辺りを見ていて,ある事を発見。急いでクランストン卿に報告に戻ります。起きたての下着姿のオヤジを見て,ブーツを脱いだ姿を見るのは初めてだなあ,赤ん坊の息子そっくり,と思わずニコニコするアセルスタン。(西洋では人前で靴を脱ぐのは,かなりセクシーな事だそうだ。赤ん坊,のくだりがなければ,アヤシイ関係だっ!(爆))

クランストンが支度をする間,アセルスタンはセオボールド神父の記録を解読。どうやら,1363年にA.Q.D.(石段の施工業者と思われる)に多額の支払い。でも,当時亡くなった若い女性の記録は見つかりません。

しかし,ロジャー神父の行動と,エルコンウォルドの古い工事について考えていたら,何かスゴイ事がわかったみたいです。(教えてくれないけど(^^;))嬉しそうなアセルスタンです。

その日,アセルスタンとクランストンは,またブラザー達に集まってもらい,まず修道院長に,ブルーノの遺体の調査の許可を得ます。そして,3人の死とアルクインの行方不明について,今までの調査結果を説明。アルクインが犯人ではないのか?と言う他のメンバーに,ある方法で彼の遺体を見つけると話し,一同騒然。

一方,2人は,再び院長と話をします。例のヒルデガードの調査です。院長は,ポール神父がよかろうと言います。ポール神父は年老いて既に視力を失い,病棟にいました。神父はクランストンを認識するなり「ああ,あんたは知っておるぞ。わしはニューゲートの監獄で罪人の懺悔を聞いておった。皆あんたをろくでなしと言っておった。相変わらず細いのう。(笑)」(これってイギリスじゃ当たり前の冗談なんでしょね))今度はアセルスタンを捜します。神父は明晰な頭脳と歯に衣着せぬ物言いで,彼の見習い時代の恩師でした。「どこじゃの,あのいたずら者は。。」アセルスタンは,思わず涙を流して手を握ります。「相変わらず天体は勉強しているかの。」アセルスタンは,恩師の言葉を覚えていると,その言葉を口にしますが「間違っとるぞ!」(笑)

そこで,ヒルデガードというのはどういう人物か知ってますかと訪ねると,それはわしの好きだった女の名前じゃ,と,応えるポール神父(相当お茶目な人ですね(笑))‥しかし,それはあんたらの捜しているヒルデガードではないじゃろう。100年以上前のドイツのシスターじゃ,しかし詳しい事はわからない。図書館で調べなさい。

アセルスタンは,カリクスタスはヒルデガードについて書かれた本を捜していて殺されたと確信。。。ですがそろそろこの辺から核心に入って行くので,これ以上詳しく書くのは控えましょう。

ただ,かつての親友をこのような恐ろしい形で奪われたアセルスタンの怒りはいくばくかと。。


Run!Run!Run!