最後の200ページを3日間で読んでしまいました。(笑)私の英語蔵書の中で、このスピードで読めるのは、
ダン・ブラウンか、
J.K.ローリングか、
カーレド・ホッセイニだけでございます。面白さと明解さ、両方が備わってないと、なかなかできないですね。そういう意味では、この3人は、ノンネイティブの英語学習者が挑戦し易い作家ですね。
3年前のダヴィンチ・コードの時は、もちろん訳本読む人が多かったですが、当時はハリポタで火が付いた英語原書ブームで、原書を読んでる人も結構多かったと記憶してます。でも、その後、某巨大英会話学校が倒産したり、世界同時不況で英語どころではなくなったり、世の中の情勢が大きく変わって、英語ブームがすっかり下火になってしまい、今回は、原書読んでるよって話を全然聞かなくなってしまいました。それにこの本は、ダヴィンチ・コードより前の著作なので、もう既に読んでしまった人も多いだろうしね。
今回、辞書は極力引かないという方針で読みましたが、ハリポタや中世探偵小説に慣れたおかげで、crucifixionとかresurrectionとかaltarとかcassockとかのような、TOEICには出てきそうにない(^o^)宗教用語には殆ど苦労しませんでした。ただし、camerlengoは全くお初にお目にかかるボキャブラリでしたねぇ。やっぱりまだまだ奥が深い西洋史。(^o^;) それにしても、宗教用語以外の、一般用語では、相変わらず結構つまずいていました。やっぱり、まだまだ英語の修行は足りませんねぇ。何せ「会社」に勤めているくせに、complianceの意味忘れてるんだもん。あれぇ?どっかで聞いた言葉だなあ~って……(爆)
ブームではないのはしょうがないですが、でも、ダヴィンチ・コードより面白かったし、感動もしました。特に、Mortati枢機卿の粋な行為。これがなかったら、「普通に面白かった」で終わる所でした。