ふむ道,小道,数多く

趣味いろいろ。2014/9に別ブログを合体したので、渾然一体となってしまいました(笑)

Crowner's Quest : Chapter 8 : In which Crowner John threads the sheriff

2009-05-10 14:25:20 | 読書
Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries)Crowner'S Quest: A Crowner John Mystery (Crowner John Mysteries)
価格:¥ 991(税込)
発売日:2005-04-19

ジョンと仲間たちは,フルフォードを「拷問」して,ヘインを殺したのはジョスリン・ドゥ・ブローズ(フルフォードはトイレに吊るのを手伝った)である事,リチャード・ドゥ・レヴェルが,何故か度々トトネス城やポメロイを訪ねているという情報をゲット。この地域は,王への反逆が噂される地域です。それを聞いたジョンは,レヴェルを訪れ,「警告」。

ジョン・ドゥ・ウォルフは,ジョン・ドゥ・アレンコンと共に,彼らの友人で,エクセターの2人のPortreeve(エクセターのリーダー,いわゆる市長,ですが,この時代,2人が選ばれてその職に就いていたそうです)の1人,ヒュー・ドゥ・レラガに会います。レラガは,レヴェルはいざという時に本当に反逆組の為に戦うような人物でないと見ていて(笑)おそらく彼は反逆派に「道具」として利用されているのでしょう,と,言います。

翌朝,ジョン・ドゥ・ウォルフは,マチルダにはさすがに兄の不正疑惑については語る事はできません。マリーから,トマス・ドゥ・ペインが来たと伝言。彼のルージュモンのオフィスに行ってみると,大きなチョウザメが釣れたので,回収に行くように言われたとか。何故,チョウザメ?(読み違えでなければ…(^^;))実は,当時,チョウザメとクジラは,いずれも貴重な獲物で,釣れたら国の所有物になるので,その回収がCrownerの仕事だったのだとか。。。


A Thousand Splendid Suns 1-3

2009-05-10 10:21:20 | BookClub
A Thousand Splendid SunsA Thousand Splendid Suns
価格:¥ 1,303(税込)
発売日:2008-11-25

The Kite Runnerに続いてこれも面白ければ1ヶ月もかからずに読めちゃうかもしれませんが、しばらくは、Crownwer Johnと併走しますので、ちょっとゆっくりペースで。。。

凧走者(^^;)の方は、アフガン男子の物語でしたが、今度はアフガン女子の物語です。

レビューなどを見ると、主人公は2人いるという事ですが、まず1人目Mariamが登場。

Mariamは1959年生まれ。父であるJalilは、、アフガニスタンの地方都市ヘラートで、映画館、服飾店等を営む地元の名士ですが、母Nanaは女中。NanaはJalilの家を追われ、ヘラートと、その近くのNanaの出身地Gul Hamanとの間の山の中に小屋(Kolba)を建ててもらって、母子で住んでいます。

Nanaは人生の苦労のせいか、何事にもネガティブで否定的。Mariamのような出自の子は「harami」という一種の差別的表現で呼ばれ、将来苦労するであろう事を彼女なりに教えようとしています。でも、幼いMariamはまだそんな事は理解できず、素直に育ったようです。Jalilは毎週1回木曜日に母子を訪ね、Mariamを可愛がってくれますが、NanaはJalilの言う事は皆ウソだと言い、Jalilの息子達が食料を届けに来ると、いつも石を投げて罵声を浴びせて追い払ってしまいます。(それでも息子達は何も言わずに食料を届けてくれる。。)

Mariamは、NanaのGul Hamanの数少ない友達、村長さんと、Nanaの父の旧友の妻Bibiと、Mullah Faizullahにもなついてます。中でもコーランを教えてくれるFaizullah先生はJalilの次に好きです。Faizullah先生は勉強好きなMariamの為に、Nanaに学校に行かせてくれるよう説得してくれるのですが、Nanaは箸にも棒にもかからず、Mariamに必要なのは「tahamul(我慢)」だけなのよと言って断ります。

本日のアフガン用語資料集です。(^o^)
ヘラートは15世紀頃、ペルシャ帝国の都だったそうです。Jalilは、MariamにTimurid dynastyの皇后Goharshadの話をしてくれました。また当時の偉大な詩人Jamiは、ピスタチオの木の下に埋葬されているとか。そして「ヘラートはペルシャ文化とライターと画家とSufiの町」。
Mullah FaizullahのMullahとはこういう人達の事。またMariamはFaizullah先生を「akhund sahib」と呼んでいます。sahibは凧走者の方にも盛んに出てきました「旦那」を意味する言葉です。村長さんを意味する「arbab」bossという意味なんですね。
そしてMariamに呼びかける時に言う「Mariam jo」の「jo」は女性に付ける、日本語で言う「さん」。何か「-嬢」のダジャレみたいですねっ。(^o^) (「jan」(by 凧走者)は男性だったのか。。)



Run!Run!Run!