ただ建築が好きな走るエンジニア、

日系某メーカーを辞めて外資系に転職。資格、建築デザイン、転職と来て今はひたすらす走ってます。2020別大2:49:13。

かすみがうらマラソンでのできごと

2017-04-17 21:57:40 | 日記
昨日のかすみがうらマラソン前後でのできごと。

スタート40分くらい前の9:20にスタート地点へ向かう道すがら
ちょうど会場に向かう人たちもみんな通る工事中の野球場裏の
トイレ付近、このリーフレットにあるお子さんのお父さんが
必死に呼びかけていました。

「息子のひろを助けて下さい...」

この子に関する活動はブログ村のある方のブログを読んで知って
いたのですが、正直なところ遠くでのできごとでした。

昨日はたまたまウェストポーチもコインロッカーに預けて
しまい、スタート整列に遅れたくない気持ちもあってそのまま
通り過ぎました。

僕は想像力が欠けているのかも知れないと思うのですが、
目の前でこのお父さんが叫んでいる姿を見て初めて涙が
込み上げるような思いを感じました。

僕は経験と目の前のことからしか学べない。

4月にしてはとても暑い日でした。
何とかフルマラソン完走し、身支度も終えて会場を立ち去る
14:40、そのお父さんはまだ同じ場所で同じように声を張り上げて
いました。

僕が何かを語ることは偽善でしかないけど、
偽善でも感じたことをなるべく正直に
書き残そうと思っているだけです。

僕は客観(他人事)的な立場だと
本当に3億1千万円もなんでかかるんだろうかとか、
そのお金でもっと救えるアフリカの子どもの命もあるとか、
そんなこと思うなら何でこんな趣味で何万円もするGPS時計付けて
心臓に危ない負荷かけてマラソン走ってんだとか、
そんな境遇のこどもを全員救うことなんてできないんだからとか、
色々思うけど、

目の前でそのお父さんを見たら涙を堪えるのが精一杯で、
それでもその時はなけなしの千円札を箱に入れるのが関の山で、
その場を通り過ぎればまた他人事に戻ってしまうだけで、

数日したらまた忘れてしまうんだろうなと思う自分がいて

やっぱり日記に書いておこうと思いました。

僕は三人の子を持つ親になれたおかげで初めてそう感じられたのかも知れないし、
他の人はそんなこと関係なくできること精一杯するのかも知れないし、
よく分かんないんだけど

ひろくんには本当に助かって欲しいと思う。

(追記)

無事に国内で移植手術を受けられたそうです。
今後の安定した回復を祈ってます。


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