詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

スペイン : 元首相ゴンザレスがテロリストグループGALを創設した

2020年07月07日 | 政治
これ、山本太郎とケルトンのMMTですよね。日銀が、地方債を引き受けるからどんどん刷れと言っている。日銀担保の地方債を発行して、コロナ対策の財政資金を作れと言っている。政府の呼びかけだ。政府がMMT政策を進めている。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-06/QCXY2BDWLU6H01 …

「救助活動しない自衛隊、報道しないマスコミ - 石破茂に防災省を作らせるしかない」をアップしました。https://critic20.exblog.jp/31445377/


https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2020-07-06/QD26IAT0G1LA01
金融機関・地公体に地方債の積極的な日銀担保活用を要請-総務省
伊藤純夫、藤岡徹
2020年7月6日 18:55 JST
更新日時 2020年7月7日 16:04 JST

地公体向け証貸債権の活用は1割程度、担保化の前向き検討を-文書
金融機関から担保拡充の要望も、日銀は現時点で慎重-関係者

金融機関が保有する地方公共団体向けの証書貸付債権(証書形式の銀行等引き受け地方債)を日本銀行担保として積極的に活用するよう、総務省が金融機関や地公体に対して働き掛けを始めたことが分かった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、資金繰りに苦しむ地域の中小企業への金融機関の支援強化や、地方債の日銀担保としての活用ニーズに対応することが狙い。

  地公体向けの証貸債権は、2019年6月の金融政策決定会合で担保要件が大幅に緩和されて以降、担保残高は着実に伸びているものの、日銀に担保として差し入れる際に地公体の承諾が必要になるなど手続きの煩雑さもあり、十分に理解の浸透や活用が進んでいなかった。
  
  総務省が今月1日に全国地方銀行協会と第二地方銀行協会に通知した文書をブルームバーグが入手した。それによると、日銀の適格担保の対象になり得る地公体向けの証貸債権の残高は「15兆ー20兆円程度存在する」ものの、日銀の発表では、今年6月末現在の受け入れ残高は額面ベースで1兆7302億円と1割程度にとどまっている。
Bank of Japan Governor Haruhiko Kuroda News Conference As Central Bank Ramps Up Asset Buying, Holds Rates Steady After Fed Cut

日銀本店
Photographer: Kiyoshi Ota/Bloomberg
  
  こうした実態を踏まえて文書では、金融機関に対して「地方公共団体と密なコミュニケーションを図り、地方債の適格担保としての活用を前向きにご検討いただきたい」としている。日銀とも連携して取り組んでおり、8日には全国銀行協会と全国信用金庫協会に同様の通知を行う予定で、全国の都道府県や政令指定都市に対しても、金融機関からの日銀担保化要請に理解を求めていく方針だ。

  日銀は、新型コロナの感染拡大への影響に対応するため、企業の資金繰り支援策を相次いで打ち出しており、5月の臨時の金融政策決定会合では政府の緊急経済対策における無利子・無担保融資に連動した新たな貸付制度の導入を決定した。
  
  同制度は地方債を含む「共通担保」で利用可能。地方債を担保として一段と活用することで、地域の中小企業などに対する金融機関の支援余力が増すことになる。日銀は3月に導入を決めた民間債務を担保とした貸付制度と合わせて「新型コロナ対応特別オペ」として約90兆円の資金枠を用意しているが、担保の問題などで利用が進まなければ制度の有効性が問われかねない。

  総務省自治財政局地方債課の高木健司調査員は、「地方債を担保として積極的に活用し、日銀から資金供給を受けることで、資金の流れが一層円滑化される。金融機関の引き受け余力が向上し、今年度増発が予定されている地方債の安定消化や地域経済の活性化にもつながることが期待できる」と意義を強調している。
担保拡充の要望

  複数の関係者によると、日銀はコロナ対応特別オペなどを利用しやすい制度とするため、金融機関からのヒアリングを進めている。日銀が大規模な国債買い入れを続けてきたことで担保不足を指摘する声も多く、具体的には、既存の担保の掛け目や格付け要件の緩和のほか、金融機関が発行する金融債の適格化まで幅広い要請がある。
  
  もっとも、関係者によると、日銀はこれまでに要件の緩和や住宅ローン債権信託受益権の適格担保化など対象拡大や要件緩和を積極的に進めており、他の主要中銀に比べても対象範囲は広く、リスクをとっている状態にあると判断している。現時点ではさらなる担保の拡充には慎重とみられ、金融機関に対して地公体向け証貸債権のように利用可能な担保の精査や理解の浸透を促していく考えだという。

  全国地方銀行協会企画調査部の塩野谷亘氏は、文書を受け取り、会員銀行に周知したと述べた。また、第二地方銀行協会金融情報室の桂史生副部長は、文書を受領し、会員各行に展開しているとコメントした。日銀にコメントを求めたが、得られなかった。
(最終段落に地銀協と第二地銀協のコメントを追加して更新しました)

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
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ヒューマンライツ・ナウ : 『世界子どもの日キャンペーン』インターン募集

2020年07月07日 | 提案提言
投稿者: 認定NPO法人ヒューマンライツ・ナウ

11月20日は世界子どもの日です。この日は世界の子どもたちの人権を守るための「子どもの権利条約」が国連で採択された日です。しかし、その後も世界でも日本でも多くの子どもたちが大切にされず苦しい思いをしています。その現状を変えたい。子どもの権利について改めて考えてほしい。そんな思いでヒューマンライツ・ナウは、この日を記念して、『世界子どもの日キャンペーン』を行っています。

このキャンペーンでは『全国中高生「世界子どもの日」映像スピーチコンテスト』『世界子どもの日ユースフェスティバル』『世界子どもの日チャリティーウォーク』という3つのイベントを行います。そこで、この度『世界子どもの日キャンペーン』に関する業務を行うインターンを募集します。子どもの権利のために行動し、子どもたち自身が声を上げることができるようなイベントにするための意欲、能力がある方に奮ってご応募いただきたいと思います。

【職務内容】
・世界子どもの日キャンペーンに関わる企画、準備、ボランティアの統括、当日運営
・広報活動、リサーチ業務、資料作成
※ 細かい作業や一般的な事務作業もいとわず積極的にいろいろなことに取り組む姿勢のある方の応募を期待しています。

【募集要項】
主な業務
・世界子どもの日キャンペーンのイベントに関する企画、準備作業、運営全般

募集人数
・2~3人

資格・条件
・人権に関するベイシックな理解。
・イベントに関してアイディアを出すことができる企画力。
・パソコン・インターネットの基礎的スキル事務処理能力。
・積極性、コミュニケーション能力。
・子どものために活動できる行動力。

勤務地
・ヒューマンライツ・ナウ東京事務所(現在はリモート勤務)

勤務期間
・即日~2020年12月

勤務時間
・週2日以上 原則として 平日 10:00~17:00(応相談)

待遇
・無給

【応募方法】下記の書類をメールにて、お送りください。

送付先:deskprobonointern@hrn.or.jp

①履歴書
②カバーレター

書類選考後、オンラインで面接を行います。

【参考:2019年度の各イベントの概要】
〇『全国中高生「世界子どもの日」映像スピーチコンテスト』

「わたしたちの声が、勇気が、世界を変えていく」を合言葉に、全国の中高生を対象にスピーチコンテストを開催しました。
https://hrn.or.jp/speech/

〇『世界子どもの日ユースフェスティバル』
中高生、先生方による実行委員会を結成して、当日はブース出展、ゲストによるトーク、映画上映会等を行いました。
https://youthfestival2019.wixsite.com/index

〇『世界子どもの日チャリティーウォーク』
広尾周辺の大使館、国際的な組織など様々なスポットを巡りながら、世界の今を学ぶツアーを行いました。
https://hrn.or.jp/walk/

緊急寄稿・石井妙子 小池再選を生んだメディアの忖度気質(日刊ゲンダイ)

2020年07月07日 | 政治
http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/881.html

 午後8時の時報と同時に「小池百合子再選、圧勝」とテレビは型どおりに報じた。だが、圧勝というには熱の感じられない選挙ではなかったか。都民の大半が無関心、あるいは背を向けていたように思う。
http://www.asyura2.com/20/senkyo273/msg/881.html

 理由のひとつは選挙報道にあるのだろう。もちろんコロナの影響は大きい。だが、むしろコロナが政治利用されたと感じられてならない。小池都知事は「コロナ対策にまい進する」というポーズを常に取り、テレビ討論会への参加に消極的だったとされる。結果的にテレビ局は、討論会そのものを一度も開かなかった。なぜ、残りの候補者だけで討論会をし、報じなかったのか。

 一方で、現役の都知事である小池氏の会見は毎日のように、テレビで取り上げられていた。不公平であろう。小池氏がテレビ討論を嫌がったのであれば、その真の理由は、他候補からの厳しい質問に答える自信がなかったからではないか。他候補はテレビを通じて自己を主張する貴重な機会を小池氏とテレビ局によって奪われてしまったと言っていい。テレビ界出身の小池氏はメディア操作に長けており、また、テレビ局は常に現役の知事に対して忖度をする。前回は朝から晩まで延々と、ワイドショーで都知事選を報じ続けていた。こんなにも選挙報道に落差があっていいのだろうか。

 今後の4年間、都政のかじ取りは並大抵ではないはずだ。1兆円あった都の貯金にあたる財政調整基金は、小池都政下でほぼ使い果たした。


「女帝 小池百合子」著者の石井妙子氏(C)日刊ゲンダイ

 高齢化と税収減が予測される中、財源もなく、どうやってコロナ対策やオリンピックの延期開催を進めていくのか。小池氏は財政を立て直す努力をせず、任期半ばで口実を見つけて、都政を投げ出してしまうのではないだろうか。彼女には国政への未練がある。

 4年前、小池氏は自民党を敵として戦い、それこそ圧勝して都知事となった。ところが、その後、彼女は自民党の大幹部である二階俊博幹事長にすり寄り、自民党が対抗馬を立てないように根回しをして、今回の勝利を手に入れた。その過程では二階氏の顔を立てるために都が備蓄してきた33万着もの防護服を中国に寄付している。都内の病院では防護服が不足し、その結果、医療関係者が感染の危機にさらされた。自分の政治生命を都民の生命よりも優先する彼女の「自分ファースト」は今後も続くことだろう。

 都民は今後、厳しい目で監視しつつ、彼女を選んだのは自分たちであるという事実もまた、決して忘れてはならないと思う。

(石井妙子・ノンフィクション作家)

なぜか 山本太郎票とほぼ同じ票数の小野たいすけ氏

2020年07月07日 | 政治
http://www.asyura2.com/20/cult27/msg/401.html

経験則上 あり得ない事象
なぜか 山本太郎票とほぼ同じ票数の小野たいすけ氏
今回は不思議な事象が多かった。
中間開票速報を見ていると
野党系候補者と維新系候補者がほぼ同じ票数を
途中までとるのである。世田谷区など最後の最後までほぼ全く同じである。

       21時30分 22時00分 22時30分 23時00分 23時30分 24時00分確定
山本 太郎 0 5,000  20,000  40,000 50,000 50,000 52688
小野 たいすけ 0 5,000  20,000  40,000 50,000 50,000 53463

そのためグラフにすると途中まで全く同じ票数であるため
完全に線が重なり、両者の区別がつかない。
これは今回の 都議選補選でも同じである。
自民系候補者と野党系候補者と維新系候補者が
出馬するが、野党系候補者と維新系候補者がほぼまったく同じ票数を
途中までとる。大田区都議選補選などそうである。
そして自民系候補者が 勝つ。

657,277     612,530
届出番号 得票数 開票区
山本 太郎 小野 たいすけ

千代田区3,013 4,775
中央区 7,769 12,581
港区 11,227 16,031
新宿区 16,405 17,431
文京区 10,892 15,209
台東区 10,131 10,262
墨田区 12,823 12,396
江東区 22,793 26,296
品川区 18,220 22,726
目黒区 15,380 17,753
大田区 32,349 34,201
世田谷区52,688 53,463
渋谷区 13,718 13,950
中野区 18,258 16,294
杉並区 33,096 32,078
豊島区 13,425 12,698
北区 16,547 15,091
荒川区 9,616 8,488
板橋区 25,981 21,835
練馬区 35,239 32,228
足立区 29,396 19,352
葛飾区 21,229 15,038
江戸川区28,021 23,133
八王子市24,191 16,921
立川市 8,299 6,068
武蔵野市7,990 8,592
三鷹市 10,495 9,186
青梅市 5,690 3,389
府中市 11,957 10,361
昭島市 4,544 3,354
調布市 12,531 11,206
町田市 19,753 15,481
小金井市5,899 5,955
小平市 8,890 8,205
日野市 8,824 6,885
東村山市6,857 4,904
国分寺市6,243 6,155
国立市 4,230 3,405
福生市 2,282 1,503
狛江市 4,482 3,640
東大和市3,587 2,479
清瀬市 3,506 2,315
東久留米市5,322 3,993
武蔵村山市2,714 1,469
多摩市 7,731 6,130
稲城市 4,204 3,878
羽村市 2,211 1,519
あきる野市3,284 1,831
西東京市10,150 8,704
瑞穂町 1,161 623
日の出町612 386
檜原村 108 38
奥多摩町201 82
大島町 293 179
利島村 7 10
新島村 88 51
神津島村65 36
三宅村 87 49
御蔵島村23 9
八丈町 363 168
青ヶ島村15 3
小笠原村172 59

たんぽぽ舎メルマガ NO.3976~「地震想定はやはり過小評価だった」

2020年07月07日 | 政治
たんぽぽ舎です。【TMM:No3976】
2020年7月6日(月)地震と原発事故情報-
   4つの情報をお知らせします 転送歓迎
━━━━━━━ 
★1.「地震想定はやはり過小評価だった」
   「断層の切り捨ては許されない」
   「想定しない根拠だけ述べる『航空機落下』」
   「重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅」など27項目
   『六ケ所再処理工場』
   新規制基準適合性審査へのパブリックコメント
   7/4「山崎ゼミ」の資料レジメから見出しの紹介
                山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)
★2.元京都大学助手の荻野晃也先生が6月29日朝逝去されました
   心よりお悔やみ申し上げます
      渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)
★3.田中和徳復興相、理解不足?避難解除の新要件検討中なのに
   「考えが変わることはない」…ほか
   メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
                 黒木和也 (宮崎県在住)
★4.新聞より2つ
  ◆福島第一汚染水 放出案 「薄めればいくらでも流せる」
   総量規制なし「他の公害並みに」原発排水だけ長年特別扱い
   トリチウム以外にも放射性物質 地元に不信感「説明不足」
   経産省「聞かれなければ答えず」
     (7月5日東京新聞20ー21面「こちら特報部」より抜粋)
  ◆「小池圧勝」速報に違和感 熱気なき再選を生んだ
   他候補の主張奪った メディアの「忖度」気質
             (7月6日発行「日刊ゲンダイ」3面
             「女帝 小池百合子」著者 石井妙子)
━━━━━━━ 
※9・6大集会実行委員会からお知らせ
 <9・6大集会>→「うつぼ公園」に決定です。
 本日、第一候補の「うつぼ公園」をおさえることができました。
 従いまして<9・6大集会>は、うつぼ公園での開催となります。

 9・6(日)老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか
・と き:13:00   ※デモ出発14:30
・ところ:うつぼ公園(大阪市西区/地下鉄「本町駅」下車)
・主 催:「老朽原発うごかすな!大集会 in おおさか」実行委員会
━━━━━━━ 
※7/13(月)岩垂さん連続講座第4回にご参加を!

 10回連続講座「日本人は核にどう向き合ってきたか
        被爆75年、核廃絶運動を顧みる」
 第4回「原水禁運動の分裂と抗争」

 講 師:岩垂 弘さん(ジャーナリスト・元朝日新聞編集委員)
 日 時:7月13日(月)14時より16時30分
 会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
 参加費:800円〔5回券(3000円)を発行しています。
 1回600円となります〕

  8月は、お休みです。
 ☆第5回…9月14日(月)「原水禁運動の統一と空前の高揚へ」
 ☆第6回…10月12日(月)「84問題と原水禁運動の再分裂」

 ※上記の学習会では「新型コロナウイルス」対策を致します。
  ・会場入り口に手指消毒用ボトルを用意します。
  ・机の上に消毒液を噴霧しペーパータオルで拭きます。
  ・窓をこまめに開けて換気に配慮します。
  ・「密集」しないように着席していただきます。
  ・体調に不安のある方は、無理に参加しないで下さい。
━━━━━━━ 
※訂正1つあります。
 6/4発信の【TMM:No3975】★3「河井前法相事件の主犯は安倍首相と
 二階幹事長」の2つめの段落で、
 正:首相は案里氏が出馬した2019年7月の参院選広島選挙区
 誤:首相は案里氏が出馬した2007年7月の参院選広島選挙区
   筆者の浅野健一氏より連絡がありました。
   おわびして訂正いたします。
━━━━━━━ 
 
┗■1.「地震想定はやはり過小評価だった」
 |  「断層の切り捨ては許されない」
 |  「想定しない根拠だけ述べる『航空機落下』」
 |  「重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅」など27項目
 |  『六ケ所再処理工場』
 |  新規制基準適合性審査へのパブリックコメント
 |  7/4「山崎ゼミ」の資料レジメから見出しの紹介
 └────  山崎久隆(たんぽぽ舎共同代表)

 全部で16頁の資料ですが、見出しだけを載せます。

1.新規制基準適合性審査は「何も」していない
2.リスクベネフィットはもっと深刻
3.技術的能力の欠如
4.原燃の経験とは事故の経験のこと
5.審査は一部のみ実施され他の部分は審査済とされた
6.火災対策の欠陥
7.「可燃性の資材を使ってもかまわない」危険施設
8.地震想定はやはり過小評価だった
9.断層の切り捨ては許されない
10.耐震重要度分類の誤り
11.地盤の評価も失格
12.津波評価はゼロ
13.外部からの衝撃とは何か
14..火山評価の欠陥
15.外部火災評価が甘い
16.想定しない根拠だけ述べる「航空機落下」
17.「その他の自然現象」で「過去の観測記録」に基づく対策は不十分
18.「自然環境の組合せ」に「津波」がなく周辺火災との組み合わせの
  影響評価が恣意的
19.再処理施設への不法な侵入をまともに考慮しない
20.火山灰は除去できるのか
21.臨界事故は無対応
22.特重的施設・設備の欠落
23.蒸発乾固の対策はどこにある
24.いわゆるテロ対策のおかしさ
25.審査側の誘導で通る審査とは何か
26.審査は規制委の要求で追加された機能を審査した
27.重大事故時の人員配置計画は絵に描いた餅

この資料をご希望の方はたんぽぽ舎に連絡をお願いします。
資料1部200円プラス送料100円=300円
連絡先
電 話:03-3238-9035 FAX:03-3238-0797
メール:nonukes@tanpoposya.net

┗■2.元京都大学助手の荻野晃也先生が6月29日朝逝去されました
 |  心よりお悔やみ申し上げます
 └──── 渡辺悦司(市民と科学者の内部被曝問題研究会会員)

 京都大学でご同僚であり、反原発運動で長く共に活動され、最近では
京都府へのXバンドレーダー配備反対運動でも共に闘ってこられた、
山田耕作さんからの訃報メールを紹介いたします。

-----Original Message-----
◎皆様 山田耕作です。
 残念なお知らせです。荻野晃也さまが6月29日朝逝去されました。
1973年から開始された 伊方原発の認可取り消し住民訴訟の住民側の
特別弁護補佐人として、1976年からは 「地震の危険性」に関する住民側
証人としても奮闘されました。
 原子核物理学の 実験が専門でしたがほとんど独学で、当時進展中の
活断層説に基づく地震学を駆使して原子力推進側の専門家・地震学者の
古い地震学を論破されました。
 例えば伊方原発近くに存在する世界最大の活断層である「中央構造線」
の危険性を指摘して「地震大国の日本に原発は建設すべきで はない」と
主張されました。
 残念ながら1992年に原発の危険性を主張する伊方住民の訴えが最高裁
で敗訴確定した。

◎ その判決の誤りの結果は2011年の福島原発事故として大被害を
もたらしたので。
 伊方判決後、荻野氏は電磁波問題を中心に放射線被曝の危険性を研究
し、住民たちの電磁波に対する反被曝の闘争を支持し、理論面での中心
として活動されました。
 今日の日本では電磁波問題に関する貴重な科学者でした。

◎ イージスアショアについても各地で講演されました。
 住民を支える科学者としての荻野晃也さんの献身的な活動に感謝し
 ご冥福をお祈りします。
(たんぽぽ舎に届いた渡辺悦司氏からのメールを転載致しました)
 
┗■3.田中和徳復興相、理解不足?避難解除の新要件検討中なのに
 |  「考えが変わることはない」…ほか
 |  メルマガ読者からの原発等情報2つ(抜粋)
 └──── 黒木和也 (宮崎県在住)
1.田中和徳復興相、理解不足?
  避難解除の新要件検討中なのに…「考えが変わることはない」
  7/4(土)16:45配信「河北新報」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5faff44bcec394decbc518c2d4149fb94b0669f

2.ドイツが「脱石炭」決定 今後18年で、脱原発も推進
  7/4(土)6:31配信「共同通信」
https://news.yahoo.co.jp/articles/4460ab509ce3517206e1e7ea020a8f5f1a7d704f

┗■4.新聞より2つ
 └──── 
 ◆福島第一汚染水 放出案 「薄めればいくらでも流せる」
  総量規制なし「他の公害並みに」原発排水だけ長年特別扱い
  トリチウム以外にも放射性物質 地元に不信感「説明不足」
  経産省「聞かれなければ答えず」

〇 東京電力福島第一原発でたまり続ける放射性物質トリチウムを含む
処理した汚染水の放出問題。「トリチウム水」などとトリチウム以外は
含まないかのような呼び方がされているが、実は他にも放射性物質が
含まれる。
 経済産業省や東電は最終的には濃度を薄めて放出するため問題ないと
繰り返すばかり。
 地元などから強い反対の声が出る中でも意見募集など手続きは進む
が、放出には根本的な問題が残されている。
 「放出について市民の意見を聞くなら、先にきちんと説明をすべき
ではないか」5月、経産省、原子力規制委員会、東電の担当者を集めた
「原発ゼロの会」のヒアリング。同会事務局長の阿部知子衆院議員
(立民)は、こう訴えた。

 阿部氏が問題としたのは汚染水の処理方法をめぐる政府小委員会の
意見公募(今月15日まで)で、提示された資料の中に東電側が新たに
調査対象に加えた放射性炭素が含まれておらず、それを記載しない
理由も説明していないことだ。(中略)

〇 阿部氏は憤る。「トリチウム以外にも問題となる放射性物質が多く
含まれるのに、きちんとした説明がないまま手続きが進められている。
根底に不信感がある。ホームページでデータを出しても、説明したこと
にはならない」(中略)

〇 だが、福島原発事故で放射能汚染が起き、2012年6月に環境基本法
から除外規定が削られ、大気汚染や水質汚濁防止法など4つの法律
からも削除された。
 「放射性物質も公害とみなされ、排出に規制基準を設け、罰則で
違反を取り締まったり環境基準を定めなくてはならなくなった。なのに
8年たつ今も見直しが進んでいない」と山本氏は訴える。土壌汚染
対策法に至っては、除外規定が残ったままだ。(中略)

〇 東京経済大の礒野弥生名誉教授(環境法)は「福島原発事故前は
原発を推進する経産省が規制もするおかしな状態だったが、事故後
ようやく規制が環境省に移った。なのに結局、事故前と同じ通常
運転時の規制しか行われていない」と指摘し、こう訴える。
 「そもそも原発事故時の大量の放射性物質を放出した影響は分かって
おらず、放出すべきではない。他の公害物質と同じように、環境
基本法にのっとって環境基準を定め、総量規制など規制基準を作り、
取り締まるべきだ」 (7月5日東京新聞20-21面「こちら特報部」より抜粋)

 ◆「小池圧勝」速報に違和感 熱気なき再選を生んだ
  他候補の主張奪った メディアの「忖度」気質
 午後8時の時報と同時に「小池百合子再選、圧勝」とテレビは型
どおりに報じた。(中略)
 むしろコロナが政治利用されたと感じられてならない。(中略)
 結果的にテレビ局は、討論会そのものを一度も開かなかった。なぜ、
残りの候補者だけで討論会をし、報じなかったのか。(中略)
 小池氏がテレビ討論を嫌がったのであれば、その真の理由は、
他候補からの厳しい質問に答える自信がなかったからではないか。
   (中略)
 1兆円あった都の貯金にあたる財政調整基金は、小池都政下でほぼ
使い果たした。(中略)
 自分の政治生命を都民の生命よりも優先する彼女の
「自分ファースト」は今後も続くことだろう。
 都民は今後、厳しい目で監視しつつ、彼女を選んだのは自分たちで
あるという事実もまた、決して忘れてはならないと思う。
             (7月6日発行「日刊ゲンダイ」3面
             「女帝 小池百合子」著者 石井妙子)

あなたに値札をつける新自由主義と闘おう!~白井聡「武器としての『資本論』」を読む

2020年07月07日 | 政治
あなたに値札をつける新自由主義と闘おう!~白井聡「武器としての『資本論』」を読む
内藤洋子

 まず、燃えるような真っ赤なカバーが鮮やかである。本書のタイトル「武器としての『資本論』」を見ると、これは硬派の本か、との印象を受けるが、そうではない。第1講から第14講まで、終始わかりやすさを念頭に語りかけるスタイルで、現代社会のメカニズムを解き明かしていく。そのための‘武器’として、『資本論』を使おう、ということだ。その際に、『資本論』で展開されたいくつかの概念、例えば「剰余価値」とか、「資本のもとへの労働の包摂といった概念を取り出して、あたかも縺れ合った糸を解きほぐすように、(時に「寅さん」も登場するなど)卑近な例を交えながら論を進めていく手さばきは、見事である。

 マルクスの『資本論』などに全く縁のなかった人びと、「え?何それ」と、これからも読むことはなかったであろう若者たち、しかし今、この社会に希望が持てず、日々生き難さを感じている若者たちに対して、自己責任だからと諦めに引きこもってしまうのではなく、そこから脱却する手がかりを与えようとする。著者は、本書の前書きでこう述べている。「『資本論』は、社会を内的に一貫したメカニズムを持った一つの機構として提示してくれる。…『資本論』を人々がこの世の中を生きのびるための武器として配りたい」と。

 ではその武器で何と闘うのか。向かう相手は、21世紀型資本主義である「新自由主義」である。今や世界を席巻する新自由主義とは何なのか。その正体を明らかにするために、資本主義社会の始まりからその変容を歴史的に追う。その際に重要なキーワードとなるのは、「商品」「労働力」「剰余価値」などである。著者がD.ハーヴェイの言葉として引用した「新自由主義とは、資本家階級の側からの階級闘争なのだ」という言が、強く心に残る。そうか、競争万能の社会で、効率化、イノベーション、働き方改革など矢継ぎ早に繰り出される施策は、上から仕掛けられた階級闘争なのだ、と納得する。そして、生き難さの実感はどこから来るのかも見えてくる。自分の労働力を商品として売らねばならない息苦しさ、自分の価値が商品価値として値踏みされる理不尽さ、虚しさである。

 第4講「新自由主義が変えた人間の<魂・感性・センス><包摂>とは何かから、私はもっとも衝撃を受けた。‘目から鱗’だった。「資本による労働者の魂の<包摂>が広がっている」(71頁)との指摘は重要である。資本主義の価値観がいつのまにかすっかり内面化されてしまっている。ではそこからどう脱却を図れるのか。最後の第14講「<こんなものが食えるか!>と言えますか?」という挑発的な問いに、読者は答えねばならないだろう。

 本書は、今や古典となった『資本論』という理論書を現代に生かす方法を提示し、理論を理論として終わらせずに、直面する現代の諸問題を解決するために、その理論を応用し実践してみせる一つの手本となる、と言えるように思う。(東洋経済新報社、2020年)

*同書は6月27日のレイバーブッククラブで取り上げられました。報告はこちら。