詩人PIKKIのひとこと日記&詩

すっかりブログを放任中だった。
詩と辛らつ日記を・・

轟音はヘリコプターの比ではなかった!/オスプレイ木更津飛来に抗議する

2020年07月10日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/0710hokoku
轟音はヘリコプターの比ではなかった!〜オスプレイ木更津飛来に抗議する

*写真=笠原眞弓

*写真=撮影リムピース

*写真=撮影リムピース

 ついに木更津に危険なオスプレイが飛んできた。2020年7月10日現地からレポートする。
 防衛省は7月6日に予定していた陸上自衛隊の輸送機オスプレイの木更津駐屯地への暫定配備が、作業を担う米側の天候不良の判断で、米軍岩国基地からの飛行が2度(6日・8日)、中止になっていた。10日の午後、2度の変更から、招かざる最初の1機が木更津駐屯地に飛来した。オスプレイは同駐屯地に到着後、陸自へ引き渡されて暫定配備が始まる。2機目以降は(全機で17機)は、順次飛来を予定している。

 オスプレイは世界一危険な軍用機で、これまでも墜落事故などを繰り返してきた。木更津駐屯地では、米軍海兵隊のオスプレイも定期点検を受け入れる。危険な空域は、木更津だけでなく、首都圏上空にも及び、世界一危険なオスプレイ、「欠陥機オスプレイ」が飛ぶことになる。オスプレイは1機110億円、整備維持費等も加えると倍の220億円に膨らみ、総額は3600億円(17機)になる。国民の誰もしもが、知らないうちにトランプと安倍の密約から、税金を湯水のごとくアメリカに提供している。

 木更津駐屯地の対岸にある内港北公園に12時30分から、抗議する市民、労働者が集まってきた。「日本の空にオスプレイはいらない」「オスプレイ来るな、配備反対」のコールで抗議集会(現地住民の会などの呼びかけ)は始まった。13時過ぎに、地元住民の会から挨拶があり、「昨日に防衛省に出向き、24万筆の署名を届けた。いろいろと申し入れを言ったが、わかりません。知りませんの繰り返しだった」との報告があった。15時45分からは集会を開き、平和フォーラム、新社会党、共産党、社民党からも「オスプレイ来るな」のアピールが続いた。

 16時10分、北北東の方面からオスプレイが姿を現した。並みのヘリコプターとは違った。「帰れ、来るな」「オスプレイは帰れ」の声が響いた。轟音はヘリコプターの比ではない。みるみる接近して大きくなり、そのまま木更津駐屯地に消えていった。(宮川敏一)

これ、2週間前の感染の結果ですからね。2週間後はどうなることか

2020年07月10日 | 政治
これ、2週間前の感染の結果ですからね。2週間後はどうなることか。経済活動再開を旗印に、夜の飲食店の営業を広げ、人が集まるイベントやエンターテインメントの活動を活発化させている。人と人との接触をどんどん密にしている。テレビのスタジオも元に戻している。感染が止まるはずがない。

うわ。東京で243人の感染者。昨日を上回って過去最多を更新。感染爆発(オーバーシュート)の段階だ。東京で市中感染が拡大している。もう放置していいわけがない。人と人との接触を制限しないといけない危機的局面だ。誰か、それを言う専門家はいないのか。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200710/k10012507891000.html …

春日部地下神殿ばかり有名だけれど、近畿整備局も結構ガンガン作ってますね。知らなかった。寝屋川北部地下河川(3600億円:14.3キロ)やなにわ大放水路だけでなく、滋賀で大津放水路(1116億円:2.4キロ)を作っていた。https://bit.ly/3gJZZMi 九州に大っきいのお願いします。国交省。

れれっ。パ x x ..? それとも、国交官僚の素早い手回しと世論戦術。 だとすれば、早く九州で作ってくれ。来年度予算で調査費を。筑後川と球磨川と両方ね。  https://news.yahoo.co.jp/articles/30b2e67012d59bef10d02f1e9e441a33f37693ea …

第2波だ。東京から人を外へ出さないように、地方から人を東京へ集まらせないようにしないといけない。厳しい対策が急務。そうしないと、1週間か2週間で病床不足になる。ゲリラ的に各地で院内感染が起こる。また、4日間家で我慢しろという羽目になる。東京は自粛だ。https://news.yahoo.co.jp/articles/edce63251cd06a54a7da32cab53e6f53bd052578 …

NHKスペシャル『トラック列島・3万キロ』

2020年07月10日 | 政治
NHKスペシャル番組ですが、ご覧になった方はいらっしゃいますか?
私は見ていませんが、NHKならではの番組のような気がします。

『トラック列島・3万キロ』と長時間労働      木下昌明

 一昨年、わたしはレイバーフェスタで3分ビデオ『娘の時間』をつくり、娘の
長時間労働を問題にしましたが、それ以来労働時間について関心をもつようになりました。いまわたしの娘は家を出て別にくらしていますが、いまでも朝9時から深夜2時、3時まで働いているようで困っています。先日会った時、少しやせて目をギロギロさせていました。それゆえ、NHKスペシャル番組の『トラック列島・3万キロ』を他人事ではなく、身につまされる思いでみました。ここに登場する芦塚さんという54歳になる長距離トラックの運転手の労働時間もすさまじいことがわかります。
画面を追ってみても、最初の長崎から大阪までダイコンをつんでの走行時間は、朝の10時頃から荷積み作業をしてそのまま10時間あまりかけて大阪まで突っ走り、途中コンビニで弁当を買って食べ、深夜0時すぎに到着し、そこから3カ所の市場をまわって一人で荷おろしして、午前4時すぎに終わる。
そのあと4時間ほど仮眠をとって別の輸送の仕事をするという具合です。こんな状態で3日目にようやく会社のある長崎に帰ってくるという労働ですね。これは非人間的な長時間労働の典型といえます。

 芦塚さんの場合、家族は、妻と離婚し一人で4人の子どもを育てているわけで
すが、こんな労働ですから家族はバラバラになっている。

 また労働が長距離輸送だからといっても、ただA地点からB地点へ運べばすむということでなくて、決められた一定の時間内に出発し到着しなければならない。もし、車の渋滞に巻きこまれて延着となれば、荷主側に賠償金を支払わなければならない。しかも遅れたからといってスピードを上げるわけにはいかない。会社は荷主側に安全運転を売りにして仕事を請けているからです。しわよせは全部運転手にくる。そんなこんなで芦塚さんはストレスがたまって胃を3分の2切除している始末で、生活をこわされ、体をこわされ、人間としてのぎりぎりの瀬戸際まで追いつめられているわけです。
しかしそれでも芦塚さんは括淡としてハンドルを握りしめている。そんなゆとりがあるようにみえる表情や会話に心打たれるものがあります。それがこのドキュメンタリーの救いといえば救いであります。

 それでわたしも、こんな瀬戸際まで追いつめられた「労働時間」について考えてみようと、労基法を調べました。32条に「労働時間」の規則があって、そこに1週間40時間、1日8時間をこえて労働させてはならないという条文があります。
ところが36条に時間外および休日での労働条項があって、そこに労働組合などとの協定によって時間外労働を認めるということが記されています。そして平成10年にこの36条を骨抜きにする規則がつくられ、それからも「自動車運転の業務」が適用除外になっていて、労働時間の規則は空洞化されています。番組で「国の基準では4時間走ったら30分休憩となっている」というナレーションがありましたが、この基準にそって実施すれば時間通りに到着しないわけで、基準自体が何の意味ももたないことがわかります。

それから若いときに読んだマルクスの『賃銀・価格および利潤』という文庫本をひっぱり出して再読しました。そこにこんな印象的な文章がありました。「時間あってこそ人間は発達するのである。勝手にできる自由な時間のない人間、睡眠・食事などによる単なる生理的中断は別として全生涯を資本家のための労働によって奪われる人間は牛馬よりも憐れなものである」

 と、これは芦塚さんにもわたしの娘にもそのままあてはまります。自分の自由な時間があってこそ、人間は人間として生きることができるのです。つづけてマルクスはこうのべています。「彼はからだを毀され、心をけだもの化された、他人の富を生産するための単なる機械である」

 と、こういうことばがそのままいまの状況でも通用することに驚かされます。これは長時間労働によって病気になったり、精神がおかしくなったり、過労自殺したりする労働者すべてにあてはまります。

 しかし、この番組をみている限り、芦塚さんの「心」は「けだもの化」していなくて救われます。それは多分に彼には愛する子どもたちがいるからだと思います。子どもたちの古い写真を大切にもっていて、それを時々ながめたり、末の娘さんとタクシーに乗っている場面で、こんな仕事だからいつポックリいくかわからないと芦塚さんが話しかけますと、娘さんがぽつりと「気をつけてね」と声をかけます。こういう一言が芦塚さんにとって何よりの励みとなる言葉ではないかと思います。実際トラック協会の統計をみても、年間の災害死亡者は、毎年240人前後です。

 次に、このドキュメンタリーの魅力ですが、それは単に、トラック運転手の労働に照明をあてているだけでなく、それと深く結びついた「物流」という今日のシステムの一面を浮かび上がらせていることが大きいと思います。

 トップの方で、夜の都心を縦横に走っている高速道路の俯瞰シーンが出てきます。あれはとても印象的でした。道路がまるで血管のように赤く光っていて、そこに何台ものトラックがひしめいて血液のように流れている。そのシーンに、人間の血液のように夜となく昼となくトラックが走っていなければ日本経済が成り立たなくなっていることがよく表現されています。その流れは、まるで強迫観念にかられたように止まることができない。止まれば動脈硬化を起こしたように破裂してしまうように思われます。

 特にいまの生産市場(工場)から消費市場へと流れるルートは、必要なものを必要なときに必要なだけつくるというジャスト・イン・タイム方式になっていますから、生産物が消費者の手に短日時でわたるしくみになっている。物の流れがどんどん短縮化・短時間化しているわけです。その根底には、人間の欲望の肥大化をはかって利潤を追求する資本主義の拡大延命にあります。

 戦後も1970年代までは輸送手段は鉄道の貨物輸送であったわけです。それが田中角栄の「列島改造論」の音頭で山や田んぼを切り拓き、自然を破壊して高速道路がつくられました。そういう時代を背景に国労と動労が「スト権スト」で鉄道を止めたわけです。1975年の11月末の8日間のゼネストがそれですが、これが皮肉にもストを打てない組合にしてしまった。というのも、ストを打っても大都市の市場は生鮮食品やあらゆる製品があふれて少しも効果がなかったからです。このとき国労や動労は長距離トラックが列島を縦横に走りまわる現実を全くみていなかった。これによって、かれらは労働者の権利をたたかいとる唯一の手段を無効にしてしまったわけです。その点では、日本の支配層の方がずっと先をみていたといえます。また、荷主側もこの時からトラック輸送を重視するようになります。菅原文太が主演した『トラック野郎』という映画は、このストの失敗のあとの正月から上映され、人気を呼んでシリーズ化されました。当時、トラックドライバーは花形で、一匹狼の運転手が自分のトラックを異様に飾りたてて走っていました。

 しかし、それもいっときの間で、やがて大手のトラック会社が長距離輸送の拡大をはかって、また規制緩和によって中小の運送業も林立しダンピング競争が激化してきて、この番組のような状況が生まれたといえます。しかし運転手たちは、たたかう労働組合を組織化するどころか組合そのものに否定的だったことから、結果として荷主とトラック会社のいいなりになっていきました。つまり、時間を追いかけ・時間に追いかけられる労働者に成り下がったわけです。鉄道からトラックに切り替わることで、労働者の権利も奪われていったといえます。この番組をみていても、そういう歴史背景がかいまみえてきます。

 といっても、これはトラック労働者ばかりの問題ではなく、JRの尼崎事故をみてもわかるように、運輸労働者全体の問題になっています。また、いま郵政民営化で騒がれている問題とも重なります。マスコミは、もっぱら自民党の民営化賛成派と反対派との対立として取り上げていますが、そこでは郵便局で働く労働者の問題がないがしろにされています。というのも、賛成派はグローバリゼーション推進派であり、反対派は特定郵便局の地主資本と結託した守旧派であり、労働者の意向がそこでは反映していないからです。

 しかし、郵便労働者のたたかいの母体である全逓労組は民営化以前からすでに弱体化させられJPUに改称して変質させられ、労働現場での過重労働の激化に抵抗できないありさまです。その点について『技術と人間』の7月号で安田浩一さんが「郵政民営化に参入するトヨタ方式」というエッセイでくわしく論じています。
それによると、多くの郵便局の郵便課・集配課で「ムリ・ムダ・ムラ」を省
いたトヨタ生産方式が採用されて、人間の一日の労働単位を8時間のうち20分の
休憩をぬいて、2万7600秒の1の単位にまで区切って、1秒単位の行動としてとらえています。このやり方は尼崎事故での秒単位の運転士の行動とそっくりですが、ここに人間のロボット化-ロボット労働化がうかがえます。たとえば、立ったり座ったりする作業は時間のムダだからと集配課のフロアにあるイスを全部撤去してしまう。

 このようにいま日本社会は、抵抗する労働者の組織をこわし、バラバラの個人にして、一日の時間をがんじがらめにしています。時間のスピード化のウラには肉体の酷使-肉体労働の極限化がみられます。かつて鎌田慧がトヨタの現場で働いて記録した『自動車絶望工場』のあり方が、その後改善されるどころか、より人間をロボット化する技術革新を推し進めることで、いまやそれを日本の全職場に広めようとしつつあるのが現実といえます。

 これをどのように廃絶に追いこんでいくか-それが今日わたしたちに課せられた問題だと思いますが、それは容易ではありません。というのも、リストラによる失業者の増加、フリーターの増加、過労死の増加、自殺者年間3万人以上という問題などの根っこには、いま労働者がたたかおうとしてもたたかえない状況とこれはイコールだからです。資本には、労働者を人間扱いするモラリティーなどかけらもありません。当の労働者が抵抗する以外だれも助けてはくれないのです。しかもその抵抗がむずかしい状況ですからはっきりいって八方ふさがりといえます。しかし、NHKのドキュメンタリーが投げかけた長時間労働問題について、これをわたしたち自身の問題としてみんなで論議すること--まずはそういう素材を利用して、自分たちのおかれた立場を認識し究明すること、そこからはじめることが大切ではないかと思います。

 なお番組のラストに「建交労」の名前が出てきます。ここから芦塚さんは建交労組の一員であり、その労組の協力をえてつくられたものと推測できます。やはり組合の後押しがなければこういったすぐれた作品はなかなかつくれないと思います。

http://www.labornetjp.org/NewsItem/20050821m1/

太田昌国のコラム : 倒されゆく、空疎な指導者の銅像の背後に何を読み取るか

2020年07月10日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/1594356282591staff01
●第45回 2020年7月10日(毎月10日)
 倒されゆく、空疎な指導者の銅像の背後に何を読み取るか

*奴隷商人の像を引き倒す(イギリス・CNNより)

 銅像に心ひかれたり、ましてや大事なものとして拝んだりしたことは、幼いころから、ほぼなかったと思う。郷里・釧路の高台には、松浦武四郎の銅像があった。なんでも、江戸時代の「探検家」「大旅行家」だったという。長じてその人物をよく知れば、当時、蝦夷地に押し寄せた和人に、アイヌの人びとが虐待されている現実に心を痛め、さまざまな記録を残したひとだった。そんな人道主義的な人物像を小学校でも中学校でも教えられなかったなあ、知らなかったなあと、悔やんだ。今では日本で、民族間の関係性を考える時、彼は無視できない存在になっている。銅像がなくても、彼の実像に近づく方法はいろいろとある。

 現存する銅像で驚くのは、朝鮮民主主義人民共和国(以下、DPRK)の首都、ピョンヤンの万寿台に立つ金日成と金正日のそれだ。行ったことがないから、現物を見たわけではない。

 写真や動画で見ただけだが、その大きさに圧倒される。像の前に立つ者、何かといえば花束を捧げる民衆との間に、これほどまでに「水平感」(=平等性)のない銅像は、どんな意図で作られるのか? それを思って、白けるばかりだ。DPRKは外貨稼ぎの一つとして、銅像の設計・建立を請け負っているという報道をいくつも見聞きしてきた。注文主は、アフリカ諸国が多い、とも。

 私は、主要には1960年に始まるアフリカ諸国の独立の息吹に触れて、世界史像の形成を心掛けてきた人間だから、「独立」「解放」「革命」の果てに行き着くのが、その運動の指導者の巨大な銅像の建設だと知ると、侘しい。もちろん、民衆レベルで獲得された重要なものもあるだろうから「解放」を全否定はしない。だが、上に立つ「指導部」と、下に居並ぶ「民衆」との関係性を変革できない、むしろ固定化する、指導者の巨大な銅像の建立に終わるなら、何のための「解放」や「革命」なのかという問いを手放すわけにはいかない。

 5月25日米国ミネアポリスで起こった、白人警官による黒人の虐殺事件は、思わぬ世界的な反響を得つつある。路上にねじ伏せた黒人の首を膝で8分間も押し続けるという警官の残虐な行為が、繰り返し映像で流されたことがきっかけだ。問いは、人種差別、その典型的な表われである奴隷制や奴隷貿易、植民地支配などの歴史的な「過去」が、実は過ぎ去ったものではなく、現在にまで繋がっているという形でなされている。西欧列強が世界各地を植民地分割するきっかけとなった「大航海と地理上の発見」を行なった15~16世紀のコロンブス、ニュージーランドのマオリ民族からの土地略奪戦争を指揮した19世紀の英国司令官ハミルトン、英国の南部アフリカ征服事業を行なった19世紀のセシル・ローズ、コンゴを「私的領地」として支配し住民に対する残酷な支配を行なった19世紀末のベルギー国王レオポルド2世、黒人差別を公言していた20世紀の米国大統領セオドア・ルーズベルト(このリストは、まだまだ続く)――などの銅像が世界各地で次々と倒されたり、行政や大学が自主的に撤去を決めたりしているのは、それらが分断と差別の「制度的な象徴」として機能してきたことに人びとが気づいたからだ。歴史認識上の地殻変動が、ミネアポリスの悲劇を契機に起こっているのだ。

 この機を捉えて、重要な本が復刊される。トリニダード・トバゴの首相を務めた歴史家、エリック・ウィリアムズの『資本主義と奴隷制――ニグロ史とイギリス経済史』だ。原書は1944年に発行されたが、日本語訳が出たのは1968年だ(中山毅訳、理論社)。英国産業革命期の資金需要が奴隷制および奴隷貿易を主要な源泉としていた史実を明るみに出した画期的な書だ。例えば、ジェームス・ワットと蒸気機関の発明に融資された金はどこから? などが、18世紀の資料に即して分析されてゆく。原書発行当時、英国の「栄光の」歴史の背後に潜む闇を暴くこの書は、白人史家から徹底して無視された。風雪に耐えて生きながらえてきたこの書は、いま読まれるに相応しい。その後他社から新訳版も出たが、私は中山訳で読まれることをお勧めする(ちくま学芸文庫で復刊)。付け加えるなら、ウィリアムズの『コロンブスからカストロまで――カリブ海域史、1492-1969』全2巻(岩波現代文庫)も、世界と歴史の捉え方に変革を迫る。

 指導者の空疎な銅像を引き倒す行為に「暴力」の表象のみを読み取って眉を顰めるのは〈反動的な〉態度だ。それを裏打ちする史実と理論を知れば、世界の変革はどんなふうに実現されてゆくかが見えてくる。

OurPlanet-TV : 「ヨウ素配布から健康調査まで~医大未公開資料が語る新事実」

2020年07月10日 | 政治
http://www.labornetjp.org/news/2020/1594356282591staff01

    Standing Together, Creating the Future
    OurPlanet-TV メールマガジン  2020.07.10
       http://www.ourplanet-tv.org    
*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*°☆:*:・°★:*:・

 「データは今でも続く広島の原爆訴訟と同様に貴重な
訴訟資料となりうるものだが、その点を強調したPRは
できない。発がんリスクが1%あれば他要因での発がん
でも裁判では原告勝訴となる」

 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、福島県民
200万人の健康調査を行っている福島県立医科大学の
未公開資料がインターネット上に公開され話題を呼んで
います。震災直後から福島医大内に設置された「災害対
策本部」の議事録。20歳未満の子ども全てにヨウ素配
布しようと検討していた有様などが克明に記録されてい
ました。

 資料が掲載されたのは、岩波書店が発行している月刊
誌「科学」のホームページ。「科学」の本誌には200
ページにわたる約1年間の会議録の重要発言を網羅した
一覧表が掲載されています。
News「ヨウ素配布から健康調査まで
           ~医大未公開資料が語る新事実」
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2511

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 Today's Topics
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□配信情報
*News「ヨウ素配布から健康調査まで~医大未公開資料が語る新事実」
□OurPlanet-TVからのお知らせ
*NPOやNGO、市民団体のみなさまにご提案
 イベントのオンライン開催・緊急パッケージのご案内
□おすすめ情報
*【緊急オンラインイベント】香港の若者が語る
  ~今そこにある自由の危機~
*ミニシアターを救え!SAVE the CINEMA
 ミニシアター・エイド基金
 SAVE the CINEMA movement 合同報告会

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 配信情報
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 News「ヨウ素配布から健康調査まで
           ~医大未公開資料が語る新事実」 
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 東京電力福島第一原子力発電所事故に伴い、福島県民
200万人の健康調査を行っている福島県立医科大学の
未公開資料がインターネット上に公開され話題を呼んで
いる。
■配信日 2020年7月7日(火)
■視聴URL http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2511

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寄付を基金に制作しています
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でイベントの中止が相次いでいることに鑑み、NPO・N
GOや市民団体等がイベントを中止とするのではなく、オ
ンライン開催できるよう積極的にご相談に応じています。
 時間をかけて練り上げた企画をこのまま中止にするのは
残念とお考えの団体や行政組織の皆様がご負担なくオンラ
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ご検討の際にはお早めにご相談ください。
■詳 細 http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/2474

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 おすすめ情報
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 【緊急オンラインイベント】香港の若者が語る
 ~今そこにある自由の危機~
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 香港がイギリスから中国に返還されて23年となる2020年
7月1日。その前日、中国の全国人民代表大会(全人代)常
務委員会は香港に導入する「国家安全維持法」を全会一致
で可決、香港政府は同日午後11時に同法を施行しました。
 これまで香港の人たちがどのような思いで抵抗してきた
のか。また、国家安全法の施行をどのように受け止め、今
後、どのようにしていきたいと考えているのか。
 最前線にいる香港人・日本人の若者3人が、激動の1年を
とらえた写真とともに、それぞれの想いを語ります。
※要事前申し込み/YouTubeにてライブ配信
■日 時 2020年7月12日(日)13:00~14:30
■主 催 アムネスティ・インターナショナル日本・中国チーム
■お申込み・詳 細 
https://www.amnesty.or.jp/get-involved/event/2020/0712_8834.html

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 ミニシアターを救え!SAVE the CINEMA
 ミニシアター・エイド基金
 SAVE the CINEMA movement 合同報告会
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 4月初め、新型コロナウィルスの影響が拡大する中で、
所属や分野を超えてスタートしたSAVE the CINEMA。同時
期に立ち上がった「ミニシアター・エイド基金」には、
日本のクラウドファンディング史上最速・最高額を記録
する3億3千万円が寄せられ、SAVE the CINEMAには9万
人を越える署名が集まりました。
 ミニシアターを救うためにできることをひとつずつ形に
してゆこうと始まった SAVE the CINEMA、ミニシアター・
エイド基金、SAVE the CINEMA movementの3ヵ月間の活動
を振り返る合同報告会がYoutube配信されます。
■配信日 2020年7月18日(土)18:30~21:00
■詳 細 https://youtu.be/uew1tMyNRxU

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 編集後記
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 香港国家安全維持法の施行から10日が経ちました。公
共図書館から民主活動家らの著書が撤去され、学校での政
治的な活動が禁止されるなど、じわじわと日常への影響も
感じられます。学校ではスローガンの掲示や、授業のボイ
コットも禁止。抗議の歌を歌うことも禁止だそうです。
 香港民主化運動の最前線にいたのは、たくさんの若者た
ち。いま現地の彼らは何を考えているのか、非常に気にな
ります。タイムリーなアムネスティの緊急オンラインイベ
ント、ぜひご参加ください。(高木)

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リモートワーク実施・メディアカフェ休業のお知らせ
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現在、事務局スタッフは在宅での勤務をおこなっています。
お問い合わせはできるだけメールにてお寄せください。
なお、これに伴い「メディアカフェ」も当面の間休業と
させていただきます。ご不便をおかけしますが、ご理解
いただけますようお願いいたします。
※感染の状況が落ち着き次第内容を見直します

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