NS1942_嘉賓（中華料理／四ツ谷）

1／18（月）

その年、ひょうきん族を終わらせたビートたけしは
北野武名義で「その男、凶暴につき」で監督デビューした。
美空ひばりが亡くなった年にザ・ベストテンが終わり、
壁がミスチルに生まれ変わった。
リクルート疑惑からDAIGOの祖父が失脚し、
参議院選挙で社会党が第一党になった。

昭和天皇が崩御したこの年、
いろんなものが終わり、そして始まった。
昭和が終わり、新しい平成へと移り変わる。
しかし、その川の流れに乗り切れなかった人たちだって・・・。

寝過ごした。
目が覚めた時に、そう思った。
しかし、そんなハズはない、とも。
だって、昨日は乃木坂を見ずに0時ぐらいに寝た。
今、明るくなるのは7時近く。
オレが７時間も寝られる訳がない。

案の定、2階に上がれば暴れん坊蕭軍が、
やけ酒に潰れた楽太郎（六代目円楽師匠）の相手をしていた。
寝過ごしたと思ったのは、つまりこういうこと。



夜というトンネルを抜けたら雪だった、
東京という街も。
よもや降るとは思っていなかったので、
正直、驚いた。

6時には結晶は液体となったけれど、
いつもよりも早め早めに支度をする。
東急線は間引き運転・・・何だ？それ？
国交省の通達？
役人の考えることってバカすぎる、ホントに。

いつもよりも30分早く家を出る。
開かずの踏切化していると思い、雪の積もった階段を上がる。



7時半の東京はまだ真っ白だった。
そして、跨線橋の階段も。

最寄り駅に行けば、南北線直通の始発が待っていた。
ガラガラだし、のんびり座って待っていたら、
5本の電車が目の前を駆け抜ける。
結果、いつもと変わらないぐらいになる。

そして、徐行と停止を繰り返して、
市ヶ谷駅に到着したのは8時59分。
後続電車が遅れていて・・・
で、3分停車。
挙げ句、ホームドアが閉まらない。
おいおい・・・。

飯田橋に着いて、すぐに美人先生に電話をする。
15分ぐらい遅れます、と。

本来は11月には行かなければならなかったのだけれど、
あまりにドタバタだったので、電話すら出来ない状態。
結果、2週間前に電話でなんとか、この日にねじ込んでもらった。

実習生と10分ぐらい雑談をしていたら、
昭和のオヤジもびっくりする、
始発の1本後ぐらいの電車に乗ってきた、と。
いやあ、吸いません、ホントに。

ようやく半年ぶりのご対面。
軽めに掃除をしてもらって、実習生が仕上げを・・・
逆じゃね？

意外とちゃんと磨けていたようで、
次回は7月でいいとのこと。

表に出ると、雨はひどくなっていた。
しかし、歩きやすくなってはいた、
有楽町線も動いていたし。

先週末、予算の一部を出せと言われたけれど、
しかし、今年度実績がなかったので、そのリクエストをした。
そしたら、生データがやってきた。
あのさ、コレを読み取って、今年度予測をしてって、
どんだけ時間がかかると思う？
新しい経理はホントにダメだ、
今日中に出来そうな気もするけれど、
アタマにきているので、明日の午前中に出すと通告する。

ホントにわからないのだ、どれがどの費目かも。
よくこんなもので予算を出せというよなあ、ホント。

その読み時だけで13時半を過ぎる。
アホみたいに寒いし、足下も最悪だけれど、
新宿通りを西へ、四ツ谷へと向かう。
しかし、あまりの寒さに普通の麺ではなく、
広東麺というか、あんかけ的なモノしか考えられない。
しかし、どこ？
日高屋にはないし・・・。



嘉賓
ほぼ3年ぶりにやってきた。
確かあんかけっぽい食べ物を食べた、
そう、さらにその2週間前に。

それなりに混んでいたけれど、
一番ドア側の3人掛けのテーブルに案内される。

食べるものは決まっているので、すぐにオーダー。
そして、あっという間にサーブされる。



五目タン麺（824円）
豚肉、海老、キクラゲ、タケノコ、ニンジン、
タマネギ、青梗菜の7目のうま煮がとろりと。
ウマい、素直にウマい。
しかも、ショウガも効いているので、
さらにぽかぽかとカラダが温まる、
尋常ではないぐらいの発汗となって。

さて、会計と思って伝票を見る。
824円
800円＋消費税24円ということで、
日本に消費税が導入された3％のままなのか？

消費税導入は、昭和が終わった1989年。
つまり昭和の遺物のような店、
もちろん味もなにもかも。

悪くない、いや、ウマい。
昭和の遺物のオヤジにとっては・・・。