缶詰だけど、それが何か?

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DoaU304日目_Part2_大塚会

2009-12-30 13:25:30 | 大塚会
ビールを初めて飲んだのは小学校1年の時である。
もちろん自ら飲もうと思った訳ではない。
間違えて飲んでしまった、そういうありがちな理由である。
しかし、初めて飲んだビールをうまいと感じた。
これがそもそもおかしい。

小学校4年の時に、趣味人だったオヤジがジンライムに凝りだす。
透明な液体にライムの緑がキレイに見えた。
そしてオヤジが言う。
飲んでみるか?
10歳のガキにジンライムを勧める親もどうかと思うけれど、
うん、そううなずくオレもオレだ。
初めて飲んだジンは強烈な熱さを伴ってノドを駆け下りた。
しかし、ライムが爽やかで、これもうまいと感じた。
どうかしている、そう思った。

中学に入ると、今度はオヤジがウィスキーに凝りはじめる。
琥珀色の液体がグラスの氷を溶かし、怪しげな模様を描く。
そしてオヤジが言う。
飲んでみるか?
厨房にロックのウィスキーを勧める親もどうかと思うけれど、
うん、そううなずくオレもオレだ。
初めて飲んだウィスキーはさらに強烈な熱さで胃まで到達する。
しかし、これまたうまいと感じた。
変態じゃないか、さすがにそう思った。

平成を21年生きた訳だけれど、昭和歴の方が長い。
そう、オレは昭和の人間である。
だから、インチキな酒もかなり飲んだ。
しかし、だ。
ホイス
なんだよ、それ。

12/29、今年最後の大塚会は五反田。
もつ焼き ばん 五反田店

家を早く出過ぎた。
訳のわからん乗換をしないで、東急目黒線・不動前で下りる。
また18時半。
山手通りを進んで、首都高で左折し、目黒川沿いを歩く。
五反田駅まで15分もかからん。
早いな、そう思って有楽街あたりをうろうろする。
きれいな女の子いますよ
遊んでいきますか
歩けば歩くほどうんざりするような声が飛んでくる。
ちょっと早いけれど、まあ入っちゃいますか。

店の前でまたおねーちゃん。
1串100円ですよ
え、ああ、予約してるんですけど、そう言うと怪訝な顔。
予約?予約ですかあ?
予約という概念がないのか?驚いていると、また言う。
何名様ですか?
知らん、ホントに知らないのだ。
だから答える、19時から大塚で入っていませんか?

まるで信用していないような顔つきで店内へと誘導される。
ようやくまともそうなおじさんが出てきて、あちらへどうぞ。
ここに大人4人?無理だろ?ぐらいのスペース。
とりあえず生ビールを頼むけれど、寒くて死にそうだ。
SYが来てOKが来て、かなり遅れてSR登場。
寒さは限界である。ダウンを羽織ってしのぐ。

生ビールのあとはサワーとレモンを頼む。
中身とサワーが別に出てくる、そしてレモンは1個。
例によって、SYがレモンを搾ってくれる。
まあ、これはいいシステム。
中身を追加すると、ジョッキの2/3ぐらいを焼酎がしめる、
見た瞬間に悪酔いしそうなぐらい。
飲み終わったところで、さて次は・・・。

ホイスってなんですか?
ハイボールのニセモノですよ
ビールのニセモノがホッピーであるように、
ハイボールにもニセモノがあるらしい。
頼むと、宿酔い決定のような得体の知れない黄色い液体。
なんだ?これ?味がしないような・・・おかいいぞ、この飲み物。
サワーが残っているので、またホイス。
中身は別のものにすればいいじゃないですか
ああ、そうだ、それができるシステムなのだ。
しかし、気付いた時には目の間に黄色い液体。

あ”ー

あぶらって何だ?きく油ってなんだ?
得体の知れない串ものも何本か頼むけれど、味がどうの、そういう店ではない。
だって4時間いて1人2,500円の世界。

エクセルで疲れ果てていたSRが飛ばしまくる。
笑いすぎてSYが貧血です、そう言う。
それぐらい笑う、笑いまくる。

いい年を迎えて欲しい、この3人には、
そして、来年も楽しく酒が飲もう、そう思う。


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