今日の昼食は、某PA。
だが。
このPA、食事がpoitaの嗜好とのマッチングがイマヒトツなのだ。
フードコートを左から右へ流してみる。
コーヒー屋。キョーミねーし。
パン屋。こちらも、ノーキョーミ。
ソバ屋。うーん。
タコヤキ屋、、、っととと。
「た”ぁーーこ”ぉーーーーーや”----き”ぃぃぃ!!!」
幼女だwwww
しかも、絶叫幼女wwwww
全力でタコヤキを要求中のようだ。
なかなかな全力っぷり。
仰向けで、じたばた。
母親「ほら!おいしそうなメロンパン、メロンパンナちゃんだよ、あれ!」
まぁ、同じジャンクフードなら、女性としては順当なトコだ。
幼女は母親が指示す先には目もくれない。
「い”ぃぃぃや”ぁぁぁぁぁぁっ!た”ぁこ”ぉーや”-き”ぃぃぃっ!!!」
まさに、渾身。
気持ちいいくらいの拒絶っぷりだ。
今度はうつぶせ。
おっさんがおしっこまみれの男子便所を歩いたと思しき床に、鼻先を押し付け絶叫だ。
ちなみに。
我が家では、こういった振る舞いは、その一切が許されないものだった。
柔道有段者の父(poitaです)の全力握力で鼻か耳を全力でつまみ上げられ、引きずってでも退去させられるのが我が家の流儀なのだ。
当然、このシュチュエーションなら、拒絶よりもメロンパンに何か副食の上乗せを狙うのが普通だ。
はて、どうやってこの状況を収束させるのか、母親の手腕に大変に興味があったが。
まぁ、あんまリジロ見するのも気の毒だし。
それにしてもタコヤキ、高けぇ。
1個100円にも届きそうなプライスじゃねぇか、こんなオヤツに。
コンビニ弁当のほうがなんぼかマシだろ。
売れんのか、コレ。
幼女に一瞥すると、poitaはそのまま昼食の検分を進める。
えっと。
カツ屋、カツ丼も悪くないが、ここ、あんまし、なんだよな。。。
どんぶり屋。SAの海鮮丼なぞ、推して識るべし、だ。
しゅーがねーなー、今日も売店奥の崎陽軒のシューマイ、か。
んでも、ビミョーに胸焼けするんだよな(シューマイだけ30個も喰えば当たり前です)。
んんんー。
元に戻って、ミニスのコンビニ弁当かな。
クルマに戻って、TV見ながら、おべんとだな。
来た道を、また、戻る。
もう一度、フードコートの店を再検分しながら。
ん?
タコヤキ、12コで870円?
6コ1オヤツとすると、500円切るな?
まぁ、あとで腹が減るかもしれないが、12コなら昼食としては、まぁ、イイだろ。
久しいな、タコヤキ。
フードコートのテーブル席に、コップ水でタコヤキランチだ。
ウデマエは、アレだな。
カリっとトロっと、ではないな。
中には丸まったカブトムシの幼虫みたいな仕上がりのモノもある。
修行しろ、オヤジ。
ふと目を上げると、10mほど向こうにさっきの幼女と母親が見える。
どうやってあの状況を切り抜けたのか、二人でメロンパンを食べている。
やるな、母親。
まぁ、あの幼女の相手はプロなんだから、そりゃそうか。
そんなことを思いながら、そろそろ、ランチタイムも終了だ。
ラスト1コ。
あ。
幼女と母親、こっちに向かって歩いてくる。
通路側のテーブルだから、不期遭遇となる、なw
幼女wwww
ラスト1コを口中に放り込もうとすると、幼女と、目が、合った。
いや、見つめ合った、といってもいいだろう。
その時間、約2秒か。
幼女は、深く息を吸い込む。
その瞬間に、次の1秒で何が起こるかを、察した。
察したのだ。
全速力だ。
口中に食熱の下がったタコヤキがあるままに、右手に箸があるままに。
幼女に背を向けカウンターにトレーを返しにいくべく、俺は席を立った。
俺の背中には、幼女の悲痛な叫びが打ち付けられた。
「た”ぁーーこ”ぉーーーーーや”----き”ぃぃぃ!!!」
食事中の方は、別項への移動推奨。
推奨したからね!
下り蘇我入り口ETCのゲートをくぐる。
その違和感は尿意だった。
次のPAへはだいぶある。目的地はさらに20k近く先だ。
だから、ブラックコーヒーは!
しかも、アイスだったし!
まずいな。。。
何か、他のことを考えて、尿意に気づかないふりをするしかない。
そう、自分を騙すのだ。
オーディオからは、エイルたんの「流星」が。
ああ、そうだな。
Mさんがいれば、Sさんがいるかもしれない。
駄菓子菓子、それでは全く面白みがないし、ピトさんの存在価値がアレだしな。
それなら。
年寄のGさんはいかがだろう。
ぐは。
Gさんといえば尿失禁だw
やば、もれそうな気がしてきたw
きっと、今、この戒めを迎合してしまえば。。。
生暖かくシートに広がる、体温そのままの命。
そして訪れるであろう、清涼感。
青空の、ような。
そうだ、幸せとは、それなのだ。
受け入れよう、それがネイチャーコーリングなのだ。
って、俺はいったい何を!
高校生と大学生の父親なのだ!
一時の折り合いのために、このささやかなプライドを捨ててなるものか!
そう、コレは俺のメンタルを試す、試練なのだ!
ややや、尿意外のことを必死に考えるのだ。
G,さん、、、って、じーさんか!
ぢーさんではないワケだ。
お!
そういえば!
「ぢ」って、英語表現では、ないオトじゃね?
変換では「DI」だけど。
これじゃぁ、「切れぢ」じゃなくって「切れディ」だしwww
「ZI」だと「イボぢ」じゃなくって「いぼズィ」だもんねwww
「ぢ」って日本語オンリーの表現だわ!
俺、すんげーハケーン!
こんな時だけど!
って、市原PAじゃね?
今、通り過ぎたのっ!
やばいやばいやばいやばいyばばっばば
漏れるもれるもれるmのれちゃう
いっそこのまま、、、、
ちがうちがうちあうちがううううう!
駐停車禁止の館山道。
路側帯に車両を寄せて、急停車!
ハザードを出し、シートベルトを外し!
俺は股間からデリンジャーを取り出すと、左の母指と示指で銃口付近を締め上げる!
全力で、締め上げるふぅっん!
残されている猶予は10秒もないはずだ。
窓を開け(3秒)
飲みかけのアイスコーヒーのボトルの中身を高速道路にぶちまけ(4秒)
ペットボトルの飲み口を銃口に押し付ける(2秒)
密着した飲み口と銃口にわずかに隙間を開ける(1秒)
一斉射準備っ!
てぇーーーーーーーーーーーーーーっ!
脳裏に大音響でメサイヤの「ハレルヤ」が流れた。
駄菓子菓子。
今ここでパトカーが来たら、と思うだけで至上の恐怖が襲ってきた。