久しぶりに、一気読みをした小説です。
作者は篠原勝之さん。
と言っても、ピンとこない方もいるかと思います。
自称「鉄のケージツ家」。
スキンヘッドに着流し姿で、タモリさんの番組によく顔を出していた、
あの「クマさん」です
この「骨風(こっぷう)」は、第43回(2015年)泉鏡花賞を受賞しています。
北海道は札幌生まれの室蘭育ち。
17歳の時に家出をし、アルバイトをしながら東京の美術大学へ進学します。
そして・・・・。
そんなクマさんの半生がぎっしりと詰まった連作の短編集です。
私小説だけに胸にせまるものがありました。
こちらもクマさんの作品ですが、意外にも児童文学です。
「骨風」も図書館から借りたものですが、この2冊もやはり借りものです。
「走れUMI」は、2009年に第45回 小学館児童出版文学賞を受賞しています。
表紙の絵もクマさんによるものです。
久しぶりに心が温まる作品に出会えました