24日、政府専門家会議のメンバー3人が記者会見された。
まずは、ありがとうございました&お疲れさまでした と言いたい。
未知のウィルスを前にして、
専門家という矜持と使命感で頑張ってこられたと思う。
「感染の拡大防止には人々の行動を変えることが必要になる。
誰がどうお願いするか。元々医学的見地から助言するのが目的だった専門家会議は、
権限と責任に法的根拠はなかったが、積極的な発信を続けた。
迅速に対策を伝えないと、国内で感染が爆発的に広まるとの危機感が、
メンバーに高まったためだ」(引用)
が、「接触を8割減」「密を避ける」「新しい生活様式」・・・
わかりやすいが刺激的な言葉は専門家のかたから発せられていたので、
私は非常に違和感を覚えた。
だって、医学的見地からの提言はしても
それを基に政策決定するのは政治の役割でしょ。
専門家がそこまで言う? 政治家が言うべきじゃないの?
特に「新しい生活様式」に関しては、
そんな様式とか堅苦しい言葉ではなく、
マスク手洗いなど、これまで通りに気をつけて続けましょう
でいいじゃないか、
文化に根付いた暮らし方や個人の行動にまで首突っ込まれたくない
という反発と、
国が言うのならまだしも、
なんで一握りの専門家にそこまで言われなきゃいけないという思いで、
なんともイヤ~な気分だった。
まぁ国が言ったらもっと反発を感じただろうけど。
同時に、このかたたち、あまり出過ぎると
あとで責任転嫁されるんじゃないかとも感じた。
国もだんだん「専門家会議によりますと・・・」という物言いになってきたし。
でも、よく考えたら、
このかたたちが(政治家より)出過ぎてくれたおかげで、
迅速に、みんなピリッ!と意識が変わったように思う。
「専門家がそう言うのだから、きっとそうなのだろう」
反発を怖れてぼやけたような物言いしかできない政治家が言っていたら
果たしてどうだったろうか。
まさに専門家会議の会見と同時刻に
西村経済再生相が専門会議を廃止して新しい分科会を作ると発表。
なんだかな~。同じ時間にぶつけてくるかね?
どうも専門家に対する尊敬や感謝の気持ちが感じられない。
使うだけ使っといて、コントロールできそうもなくなったら
用済みで廃止?
新しい分科会の人選は未定というが、
この専門家会議のメンバーはまた選ばれるのだろうか。
内心、もうやってられんわ! と怒っておられるのではないだろうか。