
そばは、いつか手打ちで自分が作りたいと考えていた。
女房がパンを焼くようになり、こね板を買った。
それをそば打ちに使えるなと、おれはひそかに思っていた。
一昨日、ピオニーウォークの隣にあるカスミストアで、そば粉を探したがなかった。
そばなんて打つ人がいないだろうから、売れないのかな?と考えた。
今日、ピオニーウォークのロピアに行ったときにそば粉を探したら1点だけあった。
私は嬉しくなり、300g230円ぐらいのそば粉を買った。
麺棒にするためにカインズホームで、丸棒を探した。
ちょうどいいのが298円(税込み)であった。
そのあと家の近くのヴェイシアに行くと、そば粉はあった。
それと、そば打ち粉というものもあった。
そばを延ばしたり、切るときに使う粉なのでそれも買った。
クックパットにあった「簡単30分、手打ちの二八そば」というレシピで作ることにした。
材料(一人ぶん)
そば粉160g
中力粉40g
水90-100ml
打ち粉(そば粉)30-50g
めんつゆ60ml
ねぎなど薬味お好みで
> 中力粉40g で困った、女房に聞くと「うちには強力粉しかない」という。
それでいいことにした。
料理用ばかりでそば粉などをはかった。
プラスチックボールにそば粉160gと強力粉40g、水100mlを入れてこねた。
うまくこねられない。
手に粉がこびりついてやりにくかった。
じっさいのところ、どのようにそばを打つのかクックパッドには書いてない。
正直、おれの頭の中はパニックになりかけていた。
女房が「私もそばを打ったことがないからどうしたらいいか分かんない」といいながら、
パン生地を作るときの経験でおれに指導してくれる。
そば粉のかたまりをこね板に打ちつけた。
(これは女房がパン生地を作るときにいつもやっている)
おれは、陶芸をやっていたときの陶土をこねたときのようにやった。
陶土は菊練りが難しい。
それでもなんとかカタチになった。
そば粉のかたまりを丸め、打ち粉を振りまいて麺棒でそれを伸した。
それを何度か繰り返してなんとか薄くした。
それを四重ぐらいに重ねてから庖丁で切り、そばの形にした。
そのそば(のようなおれの初めてもの)を女房に茹でてもらい、水でしめてもらった。

形は不格好だが、食べてみるとこれがなかなか美味い。
女房も、おれがそばを打つといったが、はじめは心の中では期待していなかったという。
それが食べてみると「おいしい」と思ったそうだ。
「やったァ~!!」
これからも、そば打ちをしていきます。
おれのおふくろは、ときどきそばを打ってくれた。
実家の畑で育てたそばです。
そばを打つ母をおれは見ていました。
その映像を心に描きながら、今日はそばを打った。
おふくろの打ったあのそばは美味かった。