「サマータイム」による即興/山本邦山(尺八)・田中健(ケーナ)
YouTubeに「尺八 サマータイム」と入力して検索したら、この動画があらわれた。
私は、ジョージ・ガーシュウィン作曲の「サマータイム」が大好きです。
山本邦山は、藤原道山の尺八の先生です。
田中健のケーナをこれまで私はあまり好きではなかったが、この演奏は好きだ。
ケーナと尺八、いいですね。
どちらも私は大好きです。
ところが、最近の私は尺八ばかりを吹いてます。
(これがプラスティクなんですがね…)
尺八を吹いているせいで、ケーナの音があまりよく出なくなった。
ケーナより、尺八は太くて長く、歌口のところの形が微妙に違う。
なので吹き方も空気の入れる量もまったく違う。
尺八を吹いていて、ケーナを吹くとまず音が出ない。
その逆も当然あります。
面倒なので、いつも尺八を吹いていることになる。
40年余、一緒に暮らしてきた女房をほっておいて、別な女性と遊んでいるような気持ちです。
これはとんでもないことですよね(女房には内緒ですよ)。
古女房のケーナよ申し訳ない。
と詫びながら、今、竹の尺八がどうしょうもなく欲しい私です。
女房に、竹の尺八が欲しいというと、「いっぱいあるじゃない」という。
そりゃ、ケーナは自分が作ったものも入れると6本持っている。
でも、私が欲しいのは尺八なんです。
ケーナではありません。
でも、彼女にいわせると、笛は笛なんです。
「あるのにもったいない」という。
私は、竹の尺八を1本買ったら、もう買い替えません。
一生使うつもりです。
妻よ、なにとぞ私に、竹の尺八を1本買うことを許して下さい。