タケノコの皮で梅干しを包む

2016年05月01日 | 健康・病気

子どもの頃、私の家には竹やぶがありました。
そこに毎年春になるとタケノコが生えた。
縁の下などにも伸びてきた。
タケノコを採って母が料理をするとき私は喜んでタケノコの皮をむいた。
そのむいたタケノコの皮で梅干しを包んで、それを一晩布団に挟んでおいた。
翌日のことを考え幸せな気持ちで寝たもんです。
次の日、そのタケノコの皮が紅くなっている。
それをなめる。
ただなめる。
なんとなくその紅くなったところがしょっぱいのです。
それだけのことでしたが、うれしかった。
子どものとき、貧しくてお菓子などありませんでした。
そのタケノコの皮がお菓子代わりだった。

それを先日、埼玉の家でタケノコをJAの野菜直販所で買ったときに作ってみました。
  
 子どものときを思い出してやってみたが、うまくいかなかった。
タケノコの皮にある産毛を包丁でこそげ落とした。
梅干しの種を取ってタケノコの皮で包むのですが、これがうまくいかない。
子どものときはどうやったのだろう?と必死になって思い出したが、思い出せない。
真ん中でふたつに折って、両脇を中心のほうに折ったと思うのですが、タケノコの皮が切れてしまう。
しかたがないので両脇はカットしました。
かっこわるいのですが、タケノコの皮をセロテープで止めた。
これを布団の間 に入れて一晩おいた。
 
左は寝るときに撮った写真です。
右のは翌朝のものです。
タケノコの皮が紅くなっています。
なめてみました。
そこはかとなくしょっぱかった。
むかしはもっとしょっぱかったような気がします。
子どものとき、梅干しは家で漬けたものだった。
そのへんの違いもあるのかな…。
でもこんなものか、こんなやつを喜んで作ってしゃぶっていたんですね。

(写真の記録を見ると4月12日となっていた)

コメント (2)
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