祝賀御列の儀

2019年11月10日 | 健康・病気

今朝、おれが「今日の予定は?」と女房に聞くと、「即位パレードを見に行こうか」と言う。
おれも興味があったので行くことにした。
なにしろこれからこういうことはもうないだろう、と思った。
地下鉄有楽町駅に着いたのは12時過ぎだった。
地上に出ると騒がしかった。
「即位祝賀パレードを見る人の手荷物検査があります」などと放送していた。
おれと女房はそっちのほうに行ってみた。
 
そこは日比谷公園の脇の道路で、通行止めになっていて車は走っていなかった。
12時半ぐらいから並んで1時間ほどでおれと女房は手荷物検査を受けた。
2017年の天皇誕生日に皇居に行ったときの手荷物検査は、10秒ほどで終わる雑なものだった。
ところが今日は、「これが手荷物検査だ!」というものだった。
バックの中を丁寧に見て、その次は身体検査だ。
上から下まで警官が手で触って検査した。
その先で金属探知機での全身検査があった。
 
無事手荷物検査を終えて、人の大勢いるところまで歩いた
 
おれと女房は、日比谷公園の横の歩道の前にいた。
「トイレに行く人だけここを通れます」というので、行っといたほがいいかな、とおれは思い、行く。
トイレは日比谷公園の中だった。
公園の入口にも警官が大勢いた。
公園からは午後2時45分以降は出られないという。
トイレに入ろうと来たのに、公園のトイレは並んでいて時間がかかるという。
日比谷公園に入ったがトイレが分からないのですぐ出ようと思った。
公園から歩道に出るところで手荷物検査をしていた。
「おれはトイレに行くために入った者だ」と警官に言った。
だって、おれはすでに手荷物検査を受けているんだ。
こういう状況なのか警官の言う言葉が尖っていた。
戦時中だと警官も威張っていたんだろうな、と想像した。
そんな時代に、おれは生きていられないと考えた。
 
 
午後2時50分ごろ、手荷物検査をやめたようだった。
そこにいた警官が少なくなったとき、群衆が手荷物検査の所を突破した。
こんなことではそれまでやっていた手荷物検査は何だったのだろう、とおれは思った。
あんなに念入りに身体検査をやっていたのに・・・。
群集心理とは恐いものだなと、おれは思った。
目の前の人々の国旗が振られたことで、パレードが通っていることが分かった。
何も見えないであっという間に即位祝賀パレードは終了した。

 

 




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする