この句会のことをこれまで私は、九想話に書いていません。
というより、ここ何年か俳句のことは書けなくなってきています。
むかしは毎日ヘタな一句を、九想話に載せていたときもありました。
私の俳句への気持ちがなくなったわけではありません。
俳句を想う自分のチカラがなくなっているのです。
私は、40歳からある句会に入り、いいかげんに俳句を作ってきました。
その句会は、5年ほど前に解散してしまいました。
俳句を真剣に勉強するという姿勢ではなく、ただ呑気に詠んできました。
俳句はそれでいいと思っています。
これからもそんなふうに俳句とつきあって行こうと思っています。
●老いてゆくポツリポツリと夏の雨
●茗荷の子こんなところでかくれんぼ
私の句が、この句会でとられることはあまりありません。
この二句の他に下記の句も投句したのですが、選ばれませんでした。
夏めくや若き女の白き腕
また尿意トイレに急ぐ熱帯夜
朝ぐもりやることもなし何もせず
このような句しかつくれない私ですが、これからも俳句は作っていくでしょう。