マンボウ

2013年07月05日 | 健康・病気

ドキュメント72時間「巨大マンボウの前で」(NHK総合午後10:55~午後11:20)を観た。
水族館のマンボウの水槽の前にカメラを置き、見に来た客を撮り、インタビューをしていた。
この水族館、行ったことがあるような…、と思って観ていたら
> 横浜・八景島では、現時点で日本最大級1.8mのマンボウが飼育・展示されている。
とこの番組のホームページに書いてあった。
私は、知的障害者の福祉施設で働いていたときに、旅行で八景島の水族館に行ったことがあった。

あの大きく無表情なマンボウを見に来る客にいろんな人がいた。
20年間ほど勤めていたITの会社を辞めさせられて現在無職の男性。
山形から来た30代のカップル。結婚を前提に付き合ってはいるが、
彼氏が仕事のことなど何も話してくれないので淋しいと思っていた女性。
男性は転職を考えていることを話す。
彼女はそれを応援するといっていた。
定年退職し、退職金を株に投資してそれで生活しているおじいちゃん。
毎日、株が上がったり下がったりして気が安まらない。
マンボウを見ていてホッとするといっていた。
高校の数学の教師をしていて退職し、役者を目指している40代の男性。
浜松の自動車部品会社に勤める男性たち。
親子四代で見にきた女性たち。
あのマンボウは、その人たちの心の問いに答えているのでしょうか?

吉田拓郎の「マンボウ」という歌が好きです。

吉田拓郎 マンボウ

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息子たちの誕生日

2013年07月03日 | 健康・病気

今日、7月3日は息子たちの誕生日だ。
UとKは、1980年の7月3日の早朝にこの世に生まれた。
朝食のときに、女房にそのことを話した。
「そうだね。今日だったね」と女房がいう。

あの日、私は6時半ごろに鳴った電話の音で目が覚めた。
電話は女房の入院していた新宿区の病院からだった。
妊娠中毒症のおそれがあり、双子なので大事を取って入院していた。
「お子さんが産まれました」という内容だった。
私は寝起きということもあり、なんか事情が飲み込めなかった。
前日に女房のところに行って、いろいろ話してきたばかりだった。
とにかくこれから病院に行きます、と私は話した。
確か予定日は1週間ほど先だったと思う。
それから練馬に住む義母に電話して、待ち合わせて病院に行った。
私がそのとき住んでいたのは、板橋区の高島平団地だった。
息子たちは未熟児として産まれた。
なので私は、新生児室の保育器に入った息子たちを見ただけだった。
それからが大変だった。
私は会社に出勤していつものように仕事をした。
私がそのとき勤務していた会社には、子どもが産まれたときに休めるような制度はなかった。
デジタル時計のガラスの印刷が仕事だった。
タコ印刷機という道具を使って印刷していた。
ガラスに印刷しながら、息子たちの名前を考えていた。

あの日から33年目の朝になった。
UとKは健康に成長し、結婚して子どももいる。
どちらも20代でマイホームを持った。
(親が持っていないのに…)
これまでの暮らしのことや息子たちのことを女房と話した。
中軽井沢は曇り空で、今にも雨が降りそうな暗い朝でした。

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天ぷら

2013年07月02日 | 健康・病気

月曜日に私が軽井沢に帰るときに、女房も一緒にやって来た。
昨日も今日も私は午後1時からの仕事でした。
今日午前中、散歩した。
女房はのんびり歩いている。
私は、早足で歩く。
女房から100メートルほど行ってからUターンして、女房のうしろのほうへ歩く。
そして女房のところに戻って追い抜いて行く。

ツルヤに着き、女房が「今晩、何が食べたい」と訊く。
「天ぷらが食べたい。売っているかどうか分からないが、キスの天ぷらなんかいいね」
魚売り場を歩いていくと、「天ぷら用 キス」というのがあった。
開いてあり、「原産地 ヴェトナム」と書いてあった。

夜の11時10分に家に着き階段を上がると、女房が天ぷらを揚げる音がした。
私は家に入って、急いでシャワーを浴びる。
風呂場から出てパジャマに着替えて食卓の前に坐る。
するとこれがありました。



キス・さつまいも・ピーマンの天ぷら。
タコ・キュウリ・ワカメの酢の物。
油揚げの中に納豆を入れて揚げたもの。
コーン・キュウリ・レタスのサラダ。
コーンとレタスは、会社の人にいただいた長野産のものです。
美味かったです。

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紫匂う

2013年07月01日 | 健康・病気

信濃毎日新聞に連載の「紫匂う」(葉室 麟 著)が昨日で終わった。
良い小説でした。
毎日、新聞を読むことが楽しみだった。

澪という女性は、若き日に一度だけちぎりをかわした幼なじみの笙平とは結ばれず、
仕事には真面目で面白味のない武士の蔵太に嫁ぐ。
2人の子どもを生み、平穏な日々の中で笙平との想い出に胸を焦がすときもあった。
江戸にいた笙平が、ある罪を犯し、江戸から国元に連れてこられる途中で逃亡した。
その罪は何かの間違いだろうと信じ、笙平を何とか助けたいと思う澪。
このあたりから毎日、新聞を開くのが楽しみになった。

これだけ魅力的な小説だから、すぐ出版されると思う。
そのとき読む人のために、これ以上ストーリーを書かないでおきます。
ただこれだけは書いておきたい。
はじめのころ、面白味のない武士と思われた蔵太の真実の姿を知って私は感動した。
男とは、夫婦とはこうありたいものだと私をうならせた。
葉室 麟の他の小説も読みたくなりました。
私は、これで葉室 麟の小説は2つ目です。

今日から、五木寛之の「親鸞 完結篇」が始まった。
また毎日、新聞を開くことが楽しみです。

コメント (6)
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