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コレステロールの謎~医者<霊能者

2012-12-20 | つれづれなるままに

あるきっかけで血液検査をしたら「コレステロール値が高い」という診断がでました。
検査したのは内科ではなかったのですが、
「悪玉コレステロール(LDL値)が高いので、診察を受けたほうがいいです」
と言われたのであらためて専門医の診察を受けました。

この、最初の診療科は、いわゆる「がん検診」で訪れたのですが、
エリス中尉の家族歴を(親族のがん罹患歴)聴いた途端その女性医師は

「それは心配なので詳しく調べたほうがいいです!」

と力強くおっしゃるので、わざわざこの忙しいのにMRIを受けました。
受けた方はご存知でしょうが、ドームにすっぽりと入っていくので、
「閉所恐怖症の人お断り」になっているあれです。

「たしか坂井三郎さんがこれの途中で亡くなったんだなあ」

などと思いながらも、前日の寝不足でうとうとしていたのですが、
眠りに誘われながら、そういえば坂井さんも

「ちょっと眠っていいか」

と最後に言ったのよねえ、などと思い出しておりました。
不吉だ。
しかも、その担当医師、結果がいつ出るかを告げたあと

「何もないことを祈ってます」

・・・・・・・。
医者に祈られても困るんですけど。
その一言で急激に不安になった(そんなものでしょ?先生)エリス中尉、家に帰り
さっそく家族に「わたしがんかもしれないキャンペーン」を張りました。

息子が公文に行くのを嫌ったり、自分で起きられないと

「ママがいなくなったらどうやって朝起きるつもり?」
「ママがいなくなっても公文ちゃんと行ってね」

TOが何かつれないことを言うと、

「そんなことを言わない方がいいよ」
「・・・・え?」
「わたしがいなくなった後で『ああ、あのときあんなことを言わなければよかった』って思うから」
「え~~、やめてよ怖いこと言うの」

ええ、すっかり楽しんでいましたともさ。
その間、人の体に触れれば、その調子や具合をぴたりと当てるカリスマセラピスト、
Mさんのセッションがあったので、これ幸いと「わたし、がんだと思います?」と聞いたら、
「違いますね。がんって、もっと何とも言えない手触りですから」
と言われて、すっかり安心していたせいもあります。

ちなみにこのMさん、今まで二人の進行がんをセラピー中に発見したそうです。
一人は末期で結局お亡くなりになったとのこと。

Mさんのご神託とわたし自身の根拠のない自信で、すっかり安心して結果を聴いたところ、
「がんではないが、コレステロール値が高い。心配である」という結果。
それで、このたびの内科受診となった次第です。

医師は検査値だけを見ながら「コレステロール下げる薬を一か月飲んでください」
そこでわたし
「コレステロールが高いと何が悪いのですか?」
と超初心者の質問をしてみました。
「心筋梗塞などの症状を起こしやすいということになります」

ならば仕方ない。
薬をもらって帰りましたが、案の定というかなんというか、よく飲むのを忘れるんだこれが。
2日飲んだら1日忘れる、といったペースで一か月がたち、先日再検査がありました。
それが冒頭の検査結果。

下がってますね。急激に下がってます。
いきなり正常値に急降下です。

喜ぶより、あんないい加減な飲み方で下がるっていうのもなんだか怖いなあ、
と思いつつ、まあ下がったということはいいことなのかしら、と先生に

「じゃもう薬飲まなくていいんですか」
「やめたら戻りますよ」

・・・・・・・えっ?

「あの、わたしそんなにコレステロールが高くなるようなもの食べてないんですが」
「太った方が痩せたらコレステロールは下がります。
脂質の多い食事をしていた方が気を付けても、下がります。
どちらの要素もないのにコレステロールが高いということは体質です」

あの、先生。体質なら別にこのままでもいいんじゃないでしょうか。
無理して薬で急激に下げて、しかも一生薬漬けって、
こっちの方がかなり体にヤヴァそうな気がするんですが。

家に帰ってやおらインターネットで調べたところ
「日本では正常値を少し超えたら病気扱いで薬を飲ませる。
そしてその基準はとても低い。
これは薬屋と医者の何々がどうたらこうたら」
たしかに、高いといわれてもアメリカの正常値には楽勝で収まっています。
おまけに、
「コレステロールが高めのほうが特に女性は長生きする」
なんて説もあるではないですか。
むしろ、薬の副作用のほうが問題になってるみたいですが。


ところで、いきなり話は変わりますが、以前から何度か折に触れては話してきた
TOの仕事関係の「見える人」、Hさんとしておきますが、
ちょうどわたしが「コレステロールが高い」と病院で宣告される少し前に
Hさんと仕事で会ったTO、いきなり彼から何の予告もなくウコンの粉を渡されました。

「奥様はお体だいじょうぶですか?」そう聞くので
「はあ、元気だと思いますが・・・・」
しかし、そのひとはウコンを渡しながら
「なにか肝臓がよろしくないような気がしましたので・・・・。
これは、母が愛用しているもので、一か月飲めばかなり変わるそうです」
「いや、がんかもしれないとは騒いでいましたが、
とくに肝臓が悪いというような話は聞いてないんですが」

といいながらも、相手が相手なのでありがたくいただいてきました。
それをTOが持って帰ってきた日、
わたしは鍼の先生に「肝機能が衰えていますよ」言われ、
コレステロール値がどうのと病院で言われたばかりでした。

「ちょっと・・・・肝臓悪いってなんでわかるのよ。怖いんですけど」
「相変わらず不思議だけどとにかく『なんか感じた』んだって」

なんか感じたくらいでウコン(非常に高価)くれますか?
もうそれって確信してるでしょ?肝臓悪いって。

今回、実はコレステロールの薬とともにこのウコンも飲んでいました。
医者は民間療法を嫌がりますから、医師にこのことを言いませんでしたが。
ウコンは肝臓の働きを助けるくらいには「効く」といいます。
もう医者に行くのやめてウコンだけ飲んでみようかな。

実はわたくし、身内が医者であったのに、というか医者であったからこそ
医者の言うことは百パーセント信じない方がいい、とくに薬に関しては、
と心のどこかでいつも思っているんですよね。

しかも、セラピストのMさんの「ハンドパワー」や、霊能者の直感、
どちらもまったく科学的根拠もないのに、結果として薬より信頼できるというのは・・
ってこれ、いったいどうしたもんでしょうか。



追記:富山への機内で読んだ本によると、
コレステロールが「悪い」ということにしたい製薬会社と医療界によって、
悪玉コレステロールは治療すべきという「天動説」が確立してしまった、とのこと。
地動説を唱える医者は焚書火あぶり?のような扱いだそうです。

さらにある医者は

「コレステロール低下剤で年間1万人が死亡(がんによる)の疑い?
コレステロール値は240~260が最も健康」

とまでデータを出して公表しています。
つまり患者の顔も見ずに薬を処方する医者は何も考えずに
製薬会社の効能をうのみにしているだけだ、という説です。


というわけで、わたしはどうするかという話ですが、わたしのような「体質」の人間は、
筋トレと若干の低炭水化物食をすればこれ以上悪くなりようがないということらしい、
と勝手に自分で判断することにしました。

これでもし心筋梗塞にでもなったら、そのときはご報告しますね。