「カラスウリ(烏瓜)」の花をご存知でしょうか?
この花は日暮から咲き始め、夜遅くに満開となるので、ご覧になりにくいかも知れません。
そこで今日は私の畑の傍の竹藪に咲いたカラスウリの花をご紹介します。
「カラスウリ(烏瓜)」の花はレースの編物を連想させる繊細な花びらをもっており、とても美しい花です。
その糸状の花びらの開花状況を1時間おきに撮影してみました。
・午後6時・・・蕾が膨らんできました。
「カラスウリ(烏瓜)」の花は夏の夕方から夜にかけて咲き、翌朝の日の出前には萎みます。
白色で五弁の花弁は縁部が無数の白く細いひも状になって伸び、直径7~10㎝程度の網状あるいはレース状に広がります。
白い花のネットは夜目にもくっきりと映り、夜行性の蛾を引き寄せる効果があり、その蛾によって受粉が促進されるようです。
・午後7時・・・蕾が開いて糸状の花弁が広がり始めました。
・午後7時57分・・・レースのような花弁が広がってきました。
「カラスウリ(烏瓜)」の花は夏の夜に咲く大変美しい花で、風にそよぐと舞踏会で舞う貴婦人のようであるとも言われています。
秋には実が赤く熟しますが、この実を烏が好んで食べることから「烏瓜」といわれていると言うことです。
また、別名は「カラスノマクラ(烏の枕)」とか「タマズサ(玉章)」などとも呼ばれています。
・午後8時50分・・・これが満開となった「カラスウリ(烏瓜)」の花です。
・満開のカラスウリの花をアップで撮影しました。
・午前3時42分・・・昨夜満開だった花はこのようにレース部分が萎んできました。
・午前7時15分・・・開きかけの蕾くらいの大きさに萎んでしまいました。
如何ですか?綺麗な花でしょう。
夏の夜には、私の畑近くのあちらこちらで見られます。